集英社新書<br> ドストエフスキー 黒い言葉

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集英社新書
ドストエフスキー 黒い言葉

  • 亀山 郁夫【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087211757
  • NDC分類 980.2
  • Cコード C0290

出版社内容情報

ドストエフスキー生誕から200年、激動の時代を生き、パンデミックも経験した作家が残した衝撃的な現代への提言。

内容説明

ドストエフスキー生誕から二〇〇年目の二〇二一年、世界は新型コロナウイルスの感染拡大という誰も予想しなかったかたちで転換期を迎えている。激動の時代を生き、コレラ蔓延というパンデミックも経験した作家が鋭い直感と深い洞察から生み出した言葉には、今を生き抜くためのヒントが含まれているのではないか。資本主義の行方、暴力、信仰などについて残された言葉の数々は、予言のようにも響く。ドストエフスキー初心者にも、熟読者にも衝撃的な現代への提言。

目次

金、または鋳造された自由
サディズム、または支配の欲求
苦痛を愛する、または「二二が四は死のはじまり」
他者の死を願望する
疚しさ
美が世界を救う
intermission 「神がなければ、すべては許される」
「全世界が疫病の生贄となる運命にあった」
夢想家、または「永遠のコキュ」
不吉な道化たち
神がかりと分身
破壊者たち
父殺し、または「平安だけがあらゆる偉大な力の…」

著者等紹介

亀山郁夫[カメヤマイクオ]
1949年、栃木県生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京外国語大学教授、同学長などを経て、名古屋外国語大学学長、世田谷文学館館長。専門はロシア文学・ロシア文化論。主な著書に『破滅のマヤコフスキー』(木村彰一賞)、『磔のロシア』(大佛次郎賞)、『謎とき『悪霊』』(読売文学賞)、主な訳書に『カラマーゾフの兄弟』(毎日出版文化賞特別賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

92
ドストエフスキーの小説では金欲と性欲と権力欲にまみれた者の争いが描かれ、最後は自らの力不足で欲望を満たせずに破滅する。あらゆる色を全部混合した色である黒はそのシンボルカラーであり、真っ黒に塗り潰された人の心の真実は正視に耐えないものもある。熱心な正教徒でありながら常に欲望に負け続けた彼が綴った言葉を全作品から選び抜き、吟味する機会を与えてくれた本書は「黒い聖書」といえるだろう。現代史は「キリストを否定したならば、人間の知恵は驚くべき結果へとたどり着きかねない」との予言通りに進んでいると思えてならないのだ。2021/10/24

ころこ

45
小説の内と外が混然一体となって書かれています。第1章は終始お金に困り、前借のために小説の版権を安売りしていくドストエフスキーと、小説内でお金の話が多く描かれることをほぼ区別なく描いています。彼の書いた小説は、緻密な構成よりも私生活の事情により切迫して書かれ、その嘘つき的、場当たり的な疾走感がかえって彼の文学の力となっていることを論じるまでもなく示しています。他方で、第4章ではドストエフスキーの小説内外の他に著者の声が、第5章ではその3者に加えてニーチェが、その後シュトックハウゼン、タルコフスキーと続々と参2021/10/25

フム

35
雑誌「すばる」2019年10月号から2020年12月号まで14回にわたって掲載されたものの新書化。昨年秋からドフトエフスキーの2つの長編と並行していくつか解説本を読んで来たが、その程度の読書では何かをつかめているわけもなく、本書を読んで改めてその途方もなく広がる文学の世界に圧倒されてしまった。まだまだこれからである。名著を読むことの醍醐味を十分に味わった。しかし、一旦ドフトエフスキー関連は休みにしたい。作品を読みながら狂気と熱気に飲み込まれるのはなかなかきついものがある。陰鬱な気分に支配された。またいつか2022/04/08

武井 康則

14
表題の「黒」とは、大地を覆う雪=白、死に対する、大地の豊穣、黒、生であり、同時に日本的な悪、罪なのだろう。カラマーゾフは黒壁と訳せると聞いたが、それもかけているのかも。ドストエフスキーの箴言集に見えるが、12+1章の各テーマでドストエフスキーを語りその時適切なものを引用している。他に膨大な他からの参考、引用もある。雑誌連載なので統一したテーマはなくその都度の思いなのでまとまった感はない。ドストエフスキーについて考え続けた著者の『ドストエフスキー』なのだろうが不満はない。2022/01/09

天晴草紙

12
ドストエフスキーの言葉は大げさで過剰ですばらしく意味深い。だからといってそれを切り貼りして、おなじみの古い解説を引用した本がすばらしいとは限らない。新しい進展がない。ロシア人にとって深刻な無神論についての激しい議論が日本でどうあてはまるかの考察がない。たとえば「神がないままで人間はどう生きていくんだろう。いつか、そんなことが可能になる時代が来るんだろうか」というドストエフスキーの登場人物の問いに日常で神を意識することなく生きている多くの日本人の存在はどう説明されるのだろうか。2021/09/18

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