集英社新書<br> 心療眼科医が教える その目の不調は脳が原因

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集英社新書
心療眼科医が教える その目の不調は脳が原因

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210828
  • NDC分類 496
  • Cコード C0247

出版社内容情報

まぶしくて見えない! ぼやけたり歪んだりして見えない! まぶたが開かない!
スマホ・パソコンで目を酷使する影響か、視覚の不調を訴える人が増えている。
しかし、眼科で検査しても「異常は見つからない」。なぜか? それは見えない原因が
「眼球」ではなく「脳」や「視覚の回路」にあるからかもしれない。
眼科で診断不可だった症状を数多く治療してきた神経眼科・心療眼科の第一人者である著者が、
現代人に頻発する目の不調を、脳や神経、心の問題と絡めながら解説。
いろいろな症状を紹介することで、似た症状に苦しむ人の参考になる上に、
目と視覚の基礎知識、意外で面白い目の不思議が学べる一冊。

本書で紹介する主な症状
●まぶしくてまぶたが開けられない!
眼瞼けいれん…目が開かず、頭を後ろに反らさないと前が見えない
眼球使用困難症候群…目を開けていると目の激痛や吐き気がする
●視覚ノイズで見えない!
シャルル・ボネ症候群…視野に小雪や砂嵐や人の顔が見える
閃輝暗点…視界の一部にギラギラ輝くものがあらわれる
小雪症候群…視野全体に雪が降っているように見える
視覚ストレス症候群…文章の行間が光って見える
●ぼやけたり歪んだりで見えない!
複視…一人のはずが二人に見える
眼窩窮屈症候群…近視が進んで眼球が大きくなり、目の奥が窮屈に
目鳴り…見え方の左右差が生じる苦しみ
スマホ内斜視…スマホの見過ぎで斜視になる子供が急増中!
高次脳機能障害…事故の影響でぼやけ、めまい、ふらつきを発症
●手術・服薬で見えなくなった!
白内障手術をしたら見えなくなった!術後の脳対応の遅れ
レーシック手術で「過矯正」「眼痛」を発症
ベンゾジアゼピン系眼症…睡眠導入剤の副作用で目が痛い
──などなど

【著者略歴】
若倉雅登(わかくら まさと)
1949年、東京都生まれ。北里大学医学部を卒業後、同大学助教授などを経て、
2002年より日本でもっとも歴史ある眼科専門病院井上眼科病院院長、
12年より名誉院長に就任。日本神経眼科学会理事長などを歴任し、
現在は目と脳の関係異常による病気を扱う「神経眼科」「心療眼科」の第一人者として活躍。
主な著書に『絶望からはじまる患者力』、『医者で苦労する人、しない人』(ともに春秋社)など多数。


内容説明

眼科で診断不可だった症状を数多く治療してきた神経眼科・心療眼科の第一人者である著者が、現代人に頻発する目の不調を、脳や神経、心の問題と絡めながら解説。いろいろな症状を紹介することで、似た症状に苦しむ人の参考になるとともに、目と視覚の基礎知識、意外で面白い目の不思議が学べる一冊。

目次

序章 街の眼科医が気付けない目と心の世界
第1章 眼と脳に関する基礎知識
第2章 眩しくて瞼が開けられない!
第3章 視覚ノイズで見えない!
第4章 ぼやけたり歪んだりで見えない!
第5章 高次脳機能障害
第6章 手術・服薬で見えなくなった!
第7章 精神医学とのコラボ
第8章 患者自身が賢くなろう
終章 患者目線とコンコーダンス

著者等紹介

若倉雅登[ワカクラマサト]
1949年、東京都生まれ。北里大学医学部を卒業後、同大学助教授などを経て、2002年より日本でもっとも歴史ある眼科専門病院「井上眼科病院」院長、12年より名誉院長。日本神経眼科学会理事長などを歴任し、現在は目と脳の関係異常による病気を扱う「神経眼科」「心療眼科」の第一人者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アナーキー靴下

76
目関連でこの本も気になり読んでみた。見え方の不調は目の問題だけにあらず、は想像に難くないが、見るとは具体的にどのような仕組みなのか、更に不調の具体例について、優しく穏やかな語りで説明してくれる。ものを見ることの説明で登場する「孫娘の上の写真をもう一度見てください」真面目さと微笑ましさのギャップが異様に面白い。中盤からは著者が診た患者の症例話が中心だが、何だか羨ましい気持ちに。診察券が増えるほど、医療への信頼は減ってゆく。医療とはどうあるべきか、真摯に考える著者のような医師に出会えたら幸せだと思う。2022/05/20

おいしゃん

34
目と精神が密接に関わっているのは、日々嫌というほど実感しているので、こういうことに目を向けている専門家がいるというのを知っただけでも心強い。2020/02/20

ふぁの

5
診療眼科医の専門家が書いた本で、脳と目の繋がりをわかりやすく理解できた。 23年末から、私は脳の誤作動により左眼(体調が悪いと両目)が開かなくなる病気を患ってしまった。現在の医療では治す手段はないらしく、在宅勤務を余儀なくされている。しかし、ネガティブなことばかりを言っていても仕方がない。治療には医師との協力が不可欠であるが、医師を本気にさせるには、患者が医療に対して積極的に理解し、自ら治療に参加する姿勢を見せなければならない。どのようにすればQOLが向上できるか、貪欲に対応を続ける。2024/04/29

ジュリ

3
目に入ってきた情報は脳が処理をしている。3歳くらいまでの子どもが、長時間ゲームやスマホを見ていると急性内斜視になってしまうことがあるようなので、小さな子どもを持つ人は気をつけて欲しい。2021/04/27

Ruby

1
心療眼科の大家による著作。『ものは眼で見ているのではなく、眼からの信号が脳に伝わってはじめて見える』ことが繰り返し書いてある。心療眼科、神経眼科というのはもっと広まっていいと思う。2019/09/24

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