集英社新書<br> 一神教と戦争

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集英社新書
一神教と戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210606
  • NDC分類 167
  • Cコード C0214

出版社内容情報

「これほど緊張感に満ちた、
火花の出るような対談を読んだのは、
実に久方ぶりの経験であった。
しかも、対談のテーマは〝戦争〟である」
白井聡氏評(政治学者)

◆内容紹介◆
なぜキリスト教徒は戦争に強いのか? なぜキリスト教圏とそこから派生した世俗国家が覇権を制しているのか? そして、西欧とイスラームの衝突の思想的な原因はどこにあるのか?
本書は、この大きな「なぜ?」に答えを提示している。西欧思想に通じた社会学者とイスラーム学者による、互いの立場に妥協せずに展開されるスリリングな対話からは、紛争の時代を見通す智慧が見えてくる。
一神教とその社会、そして戦争の関係を考察する文明論の決定版。

◆目次◆
第1章 戦争観の違い イスラームvsキリスト教
第2章 ナショナリズムと戦争
第3章 キリスト教徒はなぜ戦争がうまいのか
第4章 ヨーロッパのシステムは普遍的なのか
第5章 核の脅威と国際社会
第6章 イスラームは国際社会と、どのように調和するのか
第7章 破滅的な核戦争を防ぐ智慧を持てるか

◆著者略歴◆
橋爪大三郎(はしづめ だいさぶろう)
1948年生。社会学者。東京工業大学名誉教授。著書に『ふしぎなキリスト教』(大澤真幸との共著/講談社現代新書)、『政治の哲学』(ちくま新書)、『戦争の社会学』(光文社新書)等。
中田考(なかた こう)
1960年生。イスラーム学者。同志社大学客員教授。著書に『イスラーム 生と死と聖戦』『イスラーム入門』(集英社新書)、『一神教と国家』(内田樹との共著/集英社新書)、『カリフ制再興』(書肆心水)等。


橋爪 大三郎[ハシヅメ ダイサブロウ]
著・文・その他

中田 考[ナカタ コウ]
著・文・その他

内容説明

なぜキリスト教徒は戦争に強いのか?なぜキリスト教圏とそこから派生した世俗国家が覆権を制しているのか?そして、西欧とイスラームの衝突の思想的な原因はどこにあるのか?本書は、この大きな「なぜ?」に答えを提示している。西欧思想に通じた社会学者とイスラーム学者による、互いの立場に妥協せずに展開されるスリリングな対話から、紛争の時代を見通す智慧が見えてくる。一神教とその社会、そして戦争の関係を考察する文明論の決定版。

目次

第1章 戦争観の違い―イスラームvsキリスト教
第2章 ナショナリズムと戦争
第3章 キリスト教徒はなぜ戦争がうまいのか
第4章 ヨーロッパのシステムは普遍的なのか
第5章 核の脅威と国際社会
第6章 イスラームは国際社会と、どのように調和するのか
第7章 破滅的な核戦争を防ぐ智慧を持てるか

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年生。社会学者。東京工業大学名誉教授

中田考[ナカタコウ]
1960年生。イスラーム学者。同志社大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

33
日本は世界的にも珍しいイスラムと接触しなかった国。なので普段から慣れ親しむことの少ないイスラムから見るとキリスト教はどう見えるか。お互いを対立軸としてなるべく中立的に論を進めようとする試みは素直に面白い。結局、今の日本が西欧的価値基準で成り立っているので、それが決して普遍的なものではないとする論調へ。後半は散逸気味でしたが、普段あまり目にしないイスラム論はいい読書体験でした。2020/12/21

Isamash

32
社会学者橋爪大三郎(東工大名誉教授)とイスラーム学者中田考(同志社大客員教授)対談書。2018年発行。イスラム教には無知で利子や法人を否定してることには驚愕。ただキリスト等の異教徒への寛容さは以前から知っていて新ためてキリスト教徒と対照的と。戦争を合法で政治の一活動とみなせることでキリスト教徒は戦争に強いとの考察は、成る程。イスラムではナショナリズム成立が困難。キリスト教側からの行動変容が重要との著者らの意見には同意できる。中田氏はイスラム世界とキリスト国との架け橋としてトルコに注目していたのが印象的。 2024/01/28

こも 零細企業営業

26
読んでみた印象。。キリスト教(中央集権型?)戦争、暴力行為は神に任された統治者(国家)がやるモノ。テロとは中央への反逆なので話をしない。暴力(兵力)は統治者が統治する。。 イスラーム(地方分権型?)共同体ごとに暴力(兵力)がある。テロとは暴力を振るう前に話をしろ。主権国家としての戦争の概念がない。 キリスト教よりもイスラームの方が神様との交信と考えるとバージョン的には新しい。 両方とも最終的には神が降臨して神の国を造ると言う処は共通している。 難しいわ。2020/02/04

slider129

25
橋爪氏と中田氏の対談本。キリスト教国家は科学の時代、啓蒙の時代を経て封建社会から主権在民の社会へと変貌を遂げ、主権国家同士の戦争も教義として許される事で、組織的な軍隊も持てるし火薬による武器の開発も出来た結果、戦闘能力が大いに高まった。対するイスラムはイスラム法的に法人は認められず、異教徒との戦争(ジハード)は許されても、イスラムの身内同士の闘いは内戦の形でしか無く、国境線の概念も無い事で必然的にナショナリズムが生まれにくい教えになっている。そこがイスラム教が戦争で強くなりにくい性質を持つ宗教である理由。2019/02/11

hk

20
橋爪氏はわかりやすい解説の名手だ。オルタナ池上彰とオイラは命名している。だがそんな解説の名手にしても今回の対談相手は荷が重かった。対談相手の中田氏の発言は根本的に「応用」だ。基礎的な知識の説明はそこそこに応用へと入る。思うに「そもそもの基本」の部分にこそ真理は宿るのではないだろうか。基本をチェックすることが新たな発明に繋がるということ。だからオイラは基礎的な部分だけを拾い読みして、一神教とナショナリズムそして戦争の関係を整理してみた。対談は暴走気味だが、逆にそのことで読者に考えさせる内容に仕上がっている。2019/03/31

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