集英社新書<br> 除染と国家―21世紀最悪の公共事業

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集英社新書
除染と国家―21世紀最悪の公共事業

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210576
  • NDC分類 539.68
  • Cコード C0231

出版社内容情報

福島第一原発事故後に数兆の予算を投じられ行われた除染作業。その効果は怪しいままに避難住民の支援は打切られ帰郷を促されている。その背後の国家ぐるみの行政の欺瞞の実態を第一線の記者が告発。

日野 行介[ヒノ コウスケ]
著・文・その他

内容説明

二〇一一年の東京電力福島第一原発事故に伴う放射能汚染対策の実態を知ることは、国家の信用と民主主義の基盤が破壊された現実を直視することである。対策の柱となった「除染」は、この事故を一方的に幕引きする武器となった。著者は、環境省の非公開会合の記録を入手。本書はこれをもとに、官僚、学者に直撃取材を行い、為政者の真意を暴いた。森友・加計学園問題、陸上自衛隊の日報隠蔽問題、裁量労働制に関する厚生労働省のデータ問題、それらに伴う説明責任の放棄、公文書の意図的な未作成、果ては改竄まで…。この数年間国政を揺るがした諸問題は3・11に付随する問題と同根なのである。

目次

序章 除染幻想―壊れた国家の信用と民主主義の基盤
第1章 被災者に転嫁される責任―汚染土はいつまで仮置きなのか
第2章 「除染先進地」伊達市の欺瞞
第3章 底なしの無責任―汚染土再利用1
第4章 議事録から消えた発言―汚染土再利用2
第5章 誰のため、何のための除染だったのか
第6章 指定廃棄物の行方

著者等紹介

日野行介[ヒノコウスケ]
1975年生まれ。毎日新聞記者。九州大学法学部卒。1999年毎日新聞社入社。大津支局、福井支局敦賀駐在、大阪社会部、東京社会部、特別報道グループ記者を経て、水戸支局次長。福島県民健康管理調査の「秘密会」問題や復興庁参事官による暴言ツイッター等多くの特報に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

41
原発事故で飛散した放射能を地表から削る除染作業によって生じた土の再利用をめぐって、安全に見せかけて地元の建設資材に押し込もうとする国の動きを調査報道で明らかに。 除染の現場では手抜きや杜撰な被曝管理が横行。作業員は「新たな廃棄物が出る除染は不要。住民を帰還させず避難させればよい」と矛盾を見抜いていました。 当事者の納得を得るプロセスを踏まず地元に我慢を強要する。未曾有の危機が訪れたとき、為政者はいとも簡単に国民を棄てる。著者は「健全な民主主義を支える基盤は行政の情報公開と報道による監視」と締めくくります。2019/12/18

rico

38
除染て場所に移すだけで、放射性物質が無害化されるわけではないから、問題解決にはならないのでは?と疑問に思ってはいたけど・・・。乱暴な言い方だけど、実態は、避難している人々の「帰りたい」という願いを利用し、あの事故を「なかったことに」して、何としても原発を稼働させ続けるための壮大なプロジェクト。あのフレコンの山。受入れ先が見つからず処理方法もきちんと決まらない中、資源として有効活用するので「ごみじゃない」と言い張る欺瞞。そんなに安全なら、オリンピックの工事に使えばいい。この国は何をやってるのか。2019/03/11

おかむら

32
毎日新聞の記者が情報公開制度や当事者取材で「除染」事業の欺瞞に迫る! 剥ぎ取った大量の土の行方は? 仮置き場に積み上がる黒いフレコンバッグ。置き場が無い福島市は民家の庭に埋めてるって知らなかった…。しかもその汚染土を減らすため防潮堤や道路に利用する計画が検討されてるとは。汚染を「無かったこと」にする国の方向性が怖い。また仮置き場から持ってく(はずの)「中間貯蔵施設」のあいまいさも、30年後?の最終処分場がうやむやなのも、効果の数値をいいように解釈してるのも、なんもかんも酷すぎる!2018/12/16

tolucky1962

17
毎日新聞記者がジャーナリストとして情報公開と戦いながら、場当たり的で不透明な除染を訴えた著。大量の除染土は仮置き場に積み上がり、民家の庭に埋められる。汚染を無かったことにすべく防潮堤等に利用する計画。安全全神話で想定外の事故の準備がない。情報公開制度や公文書管理を逃げ言い回しで逃げ本質を避ける。責任を回避し、反省しないから繰り返す。廃棄物処理ができないのに稼働する。原発のリスク・コストは高すぎることが理解し政策に生かすべき。最後の後始末ができないならやめるべき。これを示すのが技術。技術は政治ではない。2018/12/27

バーバラ

13
ネットに公開された環境省秘密会議の音声を聴いたことがきっかけで本書を読んだ。除染した土の再利用というセンシティブな問題を世間話のように笑いながら語る役人達の無神経、無責任に憤りを禁じ得なかったが本書を読んでその怒りはさらに増した。著者が何度も述べているように住民には被曝を受け入れる理由など何もない。なのに放射線量の許容レベルを上げることで原発の被災地は復興したことにされてしまう。「東京2020」が連呼される見せかけの復興五輪の陰で無能で無責任な国家に見捨てられた土地と人々は確かに存在することを痛感した。2019/04/24

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