出版社内容情報
中間層の没落、ポピュリズムの台頭、危機に瀕した民主主義……。朝日新聞前ニューヨーク支局長が世界で同時多発的に起きる「有権者の乱」を描き切った、国際政治への提言にして渾身のルポルタージュ。
真鍋 弘樹[マナベヒロキ]
著・文・その他
内容説明
中間層の没落、ポピュリズムの台頭、自国ファースト…。民主主義が、世界中で同時多発的に崩壊の危機に瀕している。飽きるほど目にした現象を、しかし我々は本当に理解しているのだろうか。朝日新聞ニューヨーク支局長を五年務め、オバマ、トランプ両政権の誕生を目撃したジャーナリストが、世界で連続発生する「有権者の乱」を描き切った、混迷を極める国際社会への提言にして渾身のルポルタージュ。B・アンダーソンやR・パットナムら、「漂流する民主主義」を憂う「知の巨人」達のインタビューも必読。
目次
序章 民主主義って何だ?(私の大統領じゃない;厳戒の首都 ほか)
第1章 予兆二〇〇六~〇八年(三十数回の引っ越し;「派遣社員のおかげ」 ほか)
第2章 波乱二〇一五年(三〇年前から同じ;信頼できる政治家 ほか)
第3章 通底二〇一六年(ブリテン・ファースト;手弁当の運動 ほか)
第4章 警鐘二〇一七年~現在(イカロスの翼;一〇〇年前との相似 ほか)
著者等紹介
真鍋弘樹[マナベヒロキ]
1965年生まれ。朝日新聞編集委員。前ニューヨーク支局長。一橋大学社会学部卒業後、同紙に入社。東京本社社会部、那覇支局、ニューヨーク支局等で報道に携わった後、論説委員、社会部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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