集英社新書ヴィジュアル版<br> 藤田嗣治―手紙の森へ

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集英社新書ヴィジュアル版
藤田嗣治―手紙の森へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087210187
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0271

出版社内容情報

貴重な手紙を含む図版を百余点収録!


いとおしき人たちへの手紙でたどる フジタの内面世界


藤田嗣治は一九二〇年代のパリを拠点に、油彩画の本場ヨーロッパで勝負し、相応の成果を果たした最初の日本人美術家として知られます。画家の没後半世紀。彼が残した作品だけでなく、遺族の手元以外から、手紙の存在情報が明らかとなり、多くの書きもの=日記や手紙の存在が確認され、整理公開、復刻が進んでいます。彼から手紙をあてられた人が、もしくはその遺族や関係者が守っていたのです。

本書は生前の画家が書いた手紙をテーマとします。インクでぎっしり書かれた文字群には相手への思いのこもったイラストレーションも添えられることがしばしばで、こうした紙の上の「手しごと」を知ることが藤田の多面性の理解につながるのです。そして、いくつかの手紙は、彼の人生の「転機」の証言者となるはずです。

収録図版百余点。描く人の手紙の森へ、ようこそ。

内容説明

藤田嗣治は一九二〇年代のパリを拠点に、油彩画の本場ヨーロッパで勝負し、相応の成果を果たした最初の日本人美術家として知られます。画家の没後半世紀。彼が残した作品だけでなく、遺族の手元以外から、手紙の存在情報が明らかとなり、多くの書きもの=日記や手紙の存在が確認され、整理公開、復刻が進んでいます。彼から手紙をあてられた人が、もしくはその遺族や関係者が守っていたのです。本書は生前の画家が書いた手紙をテーマとします。インクでぎっしり書かれた文字群には相手への思いのこもったイラストレーションも添えられることがしばしばで、こうした紙の上の「手しごと」を知ることが藤田の多面性の理解につながるのです。そして、いくつかの手紙は、彼の人生の「転機」の証言者となるはずです。収録図版百余点。描く人の手紙の森へ、ようこそ。

目次

第1信 明治末の東京からはじまる
第2信 一九一〇年代の欧州から、日本の妻へ
第3信 一九二〇年代のパリで
第4信 一九三〇年代 中南米彷徨から母国へ
第5信 太平洋戦争下の日本で―後続世代へ
第6信 敗戦の影―パリに戻るまでの四年半
第7信 フランク・シャーマンへの手紙―GHQ民政官との交流
終信 最晩年の手記、自らにあてた手紙としての

著者等紹介

林洋子[ハヤシヨウコ]
美術史家。文化庁芸術文化調査官。東京大学大学院修士課程修了。パリ第一大学文学博士。東京都現代美術館学芸員、京都造形芸術大学准教授を経て現職。おもな著書に、『藤田嗣治 作品をひらく―旅・手仕事・日本』(名古屋大学出版会/2008年第三〇回サントリー学芸賞、2009年第二六回渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞ほか受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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じょんじょん

46
都美で開催されている『藤田嗣治展』、先日訪問したが、夏休み期間かつシルバーデーで開館時点で長蛇の入場待ち。断念して事後に読むつもりの本書を先に読むことに。藤田の経歴など不知だったので、とても勉強になりました。書簡を通して彼の生涯をトレースすることは伝記を読むのとは異なり生身の画家を感じます。彩色された絵が描かれた手紙はユーモアのある内容とあいまって、芸術家藤田の溢れる才能の発露です。5人の妻、挫折と栄光、戦犯扱いと祖国への失望、もろもろの感情が紙面から滲み出てきます。本書の著者の尽力に敬意と感謝です。2018/08/25

mj

29
掲載されているのはどれも素晴らしいけれど、戦後追われるように米国へ渡ってからの絵手紙がポップな感じで好きです。美術の高等教育を受け、陸軍軍医総監だった父を持ち、第一次大戦中「独仏の同世代の作家たちが母国のために積極的に出征してい」くのを目の当たりにした藤田嗣治にとって、作戦記録画を描くことは当たり前のノブレス・オブリージュだったんすかね。わかんないっすけど。他の本からの引用です、孫引きになりますが… 「戦争画をかいた事から藤田の悲劇が始まった等、私は別に私の悲劇とは思いません。2018/10/20

rico

29
藤田といえば乳白色の美女のイメージが強いけど、こんな手紙魔だとは知らなかった。残された多くの手紙を手掛かりに、その一生をたどる。本気で戦意高揚のために戦争画を描いたことも書かれているが、絵の出来が良すぎて悲惨さが溢れてしまうのは何とも皮肉。絵手紙は本当にすばらしい。細い線でさっと描いてカラフルに彩色された日常のひとこまや友人の姿。生き生きしててユーモラス。いつまでも見てて飽きない。引出しの多さに驚く。図版がカラー印刷できれい。今月末から始まる展覧会が、ますます楽しみです。2018/07/13

量甘

13
藤田嗣治は、大変筆まめな人であった。そして、絵を描くことが本当に好きな人だったのだ、とあらためて思った。紹介されている絵手紙の絵は、ユーモラスで楽しい。とくに、フランク・シャーマン宛の手紙には、君代さんに会いたい気持ちが絵から溢れすぎて可笑しいくらい。藤田嗣治展が楽しみだ。2018/08/11

クサバナリスト

11
先日みた『藤田嗣治展』の復習。2018/08/16

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