出版社内容情報
ベストセラー『家族という病』の著者が、不甲斐ない若者にエールを送る! 様々な視点から「若者とは何か」を考察すると共に、我が子や部下が理解できないという親上司世代にも、目から鱗のアドバイスを贈る。
下重 暁子[シモジュウアキコ]
内容説明
家族の病理を鋭く描き出した『家族という病』がベストセラーとなった著者にとって、初めての「若者論」。「お金」「恋愛」「組織」「感性」「言葉」などの多様な観点から「若者とは何か」を考察すると共に、昨今の若者へ、元若者だった全ての人へ、自身の体験を交えながらエールを送る。また本書は「子離れできない親、親離れできない子」の問題を起点に、避けては通れない「若者との向き合い方」の指南にもなっている。我が子や部下が理解できないという親・上司世代にとっても目から鱗の一冊。
目次
第1章 若者よ、早く独り立ちしなさい
第2章 若者よ、個を強く持ちなさい
第3章 若者よ、出会いを大切にしなさい
第4章 若者よ、未来を掴みとりなさい
第5章 若者よ、感じる力を持ちなさい
終章 若者よ、組織を知りなさい
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
作家。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。女性トップアナウンサーとして活躍後、民放キャスターを経て、文筆活動に。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長等を歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
時代により常識は変わる。自分にとっては当たり前のことでも、別の空いてにとっては全く想像もできないようなことというケースも充分に起こりえる。自分なりの考え方をしっかりと持つことは大事だが、それにとらわれてしまって他の考え方ができなくなってしまっては片手落ちでしかない。2017/03/07
ゆり
3
物書きとして生きる下重さんが自身の体験から感じたこと、言いたいこと。そこから何か考えるスイッチを押す。答えを求めて読む本ではない。当時はこうだった、という話も多いのでときに説教くさく感じることもあるが、家族、人との関わり、挫折について、など幅広いテーマが語られているので、何か一つでも深堀したいものが見つかればいいかな。タイトルは厳しい言葉だが、決して”若者”を攻め立てているわけではない。むしろ著者が希望を感じているからこその本。2018/02/13
星辺気楽
3
戦争を子どものころに体験された方のお話はよくわかりますが、ちょっと「自慢話的」で若者に嫌われそうなタイプ。2017/04/09
oooともろー
3
おばさんから若者への説教。ごもっともですね…2017/03/16
トラ
2
アナウンサー時代を知らないのですが、元々物書きになりたかったけど、アナウンサーの仕事に就いて経験を積んだことで書く仕事に結びついたそう。途中までなぜ偉そう?と思う部分もあるが、元アナウンサー、最近のアナウンサーは日本語がヘタと斬る、ぜひ話ささているところを聞いてみたい。