集英社新書<br> ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

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集英社新書
ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208153
  • NDC分類 702.05
  • Cコード C0271

出版社内容情報

大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』の作者が、もうひとつの「本業」である美術論に初挑戦。正統派の論考にして、ルネサンスの大巨匠を「変人」をキーワードに楽しく解読する、ヤマザキ流芸術家列伝!

内容説明

大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリを、ただ古代ローマと風呂が好きなだけの漫画家だと思ったら大間違い。実は一七歳で単身イタリアに渡り国立美術学校で美術史と油絵を学んだ筋金入りの美術専門家なのだ。そんな彼女が初の美術論のテーマに選んだのは、偏愛する「ルネサンス」。しかしそこは漫画家。あの大巨匠も彼女にかかれば「好色坊主」「筋肉フェチ」「人嫌い」と抱腹絶倒のキャラクターに大変身。正統派の美術論ながら、「変人」をキーワードにルネサンスを楽しく解読する、ヤマザキ流芸術家列伝!

目次

第1章 フィリッポ・リッピとボッティチェリ―ルネサンスを爛熟に導いた二人(フィリッポ・リッピ;サンドロ・ボッティチェリ)
第2章 愛しのラファエロ、ミケランジェロ、レオナルド―秀抜した「変人」としてのルネサンス三大巨匠論(ラファエロ・サンティ;ミケランジェロ・ブオナローティ;レオナルド・ダ・ヴィンチ;「盛期ルネサンス」とは何か)
第3章 型破りで魅力的な各地の「変人」画家たち―シチリア、ヴェネツィア、北方の絵画(アントネロ・ダ・メッシーナ;アンドレア・マンテーニャ;パオロ・ウッチェロ;ヴィットーレ・カルパッチョ;アルブレヒト・デューラー;ホルバインとグリューネヴァルト;ピーテル・ブリューゲル)
第4章 王様から小説家までルネサンスの礎となった「変人」―わが敬愛するルネサンス人たち(フェデリーコ2世(フリードリヒ2世)
ダンテとペトラルカ
アンドレーア・パッラーディオ
ジョルジョ・ヴァザーリ)
第5章 あらためて、「ルネサンス」とは?―多様性と寛容さが世界を救う

著者等紹介

ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
漫画家。1967年東京都生まれ。1984年よりイタリア国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で美術史と油絵を学ぶ。1997年漫画家デビュー。2008年連載開始の『テルマエ・ロマエ』が空前の大ヒットとなり、2010年のマンガ大賞、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。評論、エッセイの著書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

72
ヤマザキマリさんが「偏愛」するルネサンスの芸術家たちを紹介しています。色んな個性の「変人」たちのエピソードや豆知識が面白いです。学生時代の美術史の講義を思い出し懐かしい気分になりました。ヤマザキマリさん自身のプロフィールもチラッと触れられてましたが波乱万丈ですね。章の扉ごとに描かれている芸術家たちの肖像がさすが!他の作品も読んでみたくなりました。2020/04/15

チョコ

66
面白かった!口絵に絵画が出ているものの、一つ一つの絵検索しながら読んでいたので、思わぬ時間がかかってしまったけれど、俄然美術館で本物の絵に触れたいーーっと思ってしまいました。ヤマザキさんは、14歳で初めて1人で渡欧したり、高校からイタリアへ留学行ったりそもそもバイタリティ溢れる方なんだと思うけれど、「変人」への愛が溢れていました。そして、ヤマザキマリさんが愛すべき変人だなぁ。実利的な知識ばかりを重んじる日本人こそ、人文的な学問が必要、、本当にそうだと感じます。2023/02/21

もんらっしぇ

64
原田マハさん「楽園のカンヴァス」良かったなぁ、と思ったら、ふと不思議なことにヤマザキマリさん「テルマエ・ロマエ」じゃなくw絵画の解説読みたくなり手に取りました。彼女の波乱万丈の半生も垣間見える興味深い内容。前半部分、ルネサンスの巨匠たちを「変人」として捉えw語りつくしています。複雑な生い立ち故か人間嫌いのダ・ヴィンチ、気難し屋いえいえ政治家とうまくやれたミケランジェロ、と対比して、実は気配りの人だから早死に?のラファエロがお好みだそう。個人的に好きなブリューゲルについて多く触れてくれているのが嬉しい。→ 2020/08/06

けろりん

56
ヤマザキマリさんが、ルネサンスと総括される文化活動の数多の担い手の中から、愛してやまぬ人たちをピックアップして、その魅力を熱く語る本書。取り上げた芸術家の選択基準は、何らかの意味で「変人」であったこと。15・6世紀の三大巨匠を中心とした時代だけがルネサンスにあらず。そのムーブメントの源は、ヨーロッパ社会が創造的な営みから遠ざかった、所謂中世暗黒時代に於いて、自由な発想、因習を疑う心『種火』を持った人々の中に求められること。美術の枠を超え、文学や学問の分野にもその精神がある事を、簡明な文章で綴る楽しい一冊。2020/01/07

tulip

47
著者が愛するルネサンス期の「変人」たちについて。ルネサンスの画家、王様、小説家、其々のエピソードを興味深く読みました。終盤はマリさんのルネサンスについての解釈です。・神について、人間について、深く考えるヨーロッパ人。対して宗教についての意識があまり無い者が多い日本人。日本人の本質的な思考に必要なのは宗教について突き詰めて考えるような、懐疑的な精神。・私たちも頭や手を使って何か新しい感覚を再生させる。それがルネサンス。…のほほんと生きている身にはちょいと難しく、またドキッとさせられました。2020/08/29

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