出版社内容情報
2500年前、釈迦が本来説いた仏教によれば、出家とは世を捨てることではなく、社会からの支援を前提に、やりたい事を一生かけて追求することを意味した。精神的成熟を実現するための出家的生き方。
内容説明
「出家」は僧侶の特権ではない。そして出家者の集団であるサンガは世俗社会から隔絶された存在ではない。二五〇〇年前、釈迦が本来説いた仏教によれば、出家とは世を捨てることではなく、社会からの支援を前提に同志とやりたいことを一生かけて追求することを意味した。そして、この出家の教えは現代の一般社会の様々な職業でも生かせる視点を内包している。南方仏教国のサンガの国で守られてきた釈迦伝来の法律集「律」を通して仏教学者がわかりやすく解説する、精神的成熟を実現するための「出家的」生き方
目次
はじめに 生き方の多様性を求めて
第1章 自己鍛練で生きる苦しみを消す
第2章 修行の道―働かずに好きなことだけをして生きる
第3章 「生きがい追求の集団」サンガを組織する
第4章 誰でも出家的に生きることはできる
第5章 自分の力で自分の生き方を変える
第6章 出家的人生を実現するために
おわりに 自分が決めた道を真っ直ぐに歩いていく
著者等紹介
佐々木閑[ササキシズカ]
1956年福井県出身。京都大学工学部工業化学科、同文学部哲学科仏教学専攻卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て、花園大学文学部仏教学科教授。文学博士。専門は仏教哲学、古代インド仏教学、仏教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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