出版社内容情報
一昨年に開催された神事「式年遷宮」で、より注目を集める伊勢神宮。膨大な写真とともに、著者が丹念なフィールドワークから「伊勢の起源は海にある」という新たな解釈に迫る、新しい「伊勢神宮論」!
内容説明
一三〇〇年余りの歴史を誇る神事「式年遷宮」の開催により、参拝者数を伸ばし続ける日本最高峰の聖地、伊勢神宮。日本民族の総氏神とされる「天照大神」を祀り皇室の祖神とされるこの社は、いかなる過程を経て成立したのか。世界の聖地を研究してきた宗教人類学者がフィールドワークを重ね、「伊勢の神々は海からやってきた」という興味深い解釈に迫る。長年伊勢神宮を撮り続けてきた写真家が切り取った写真とともに、綿密な調査により獲得した思考からひもとく「伊勢神宮論」。
目次
第1章 伊勢神宮フィールドワーク
第2章 志摩の磯部へ
第3章 水の神
第4章 遷宮という仕組み
第5章 サルタヒコとは何か
第6章 的矢湾クルーズ
特別対談 「祭りの場としての伊勢神宮」
著者等紹介
植島啓司[ウエシマケイジ]
1947年、東京都生まれ。宗教人類学者。京都造形芸術大学教授。東京大学卒業後、同大学院人文科学研究科博士課程修了。NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授、関西大学教授を歴任し現職
松原豊[マツバラユタカ]
1967年、三重県生まれ。名古屋ビジュアルアーツ卒業後、撮影アシスタントなどを経て独立。2013年の第62回「伊勢神宮式年遷宮」の記録撮影(御遷宮対策事務局)を担当その他、雑誌媒体や企業広報誌で三重県を中心に活動している。公益社団法人日本写真家協会会員。名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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