集英社新書<br> F1ビジネス戦記―ホンダ「最強」時代の真実

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集英社新書
F1ビジネス戦記―ホンダ「最強」時代の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207798
  • NDC分類 788.6
  • Cコード C0275

出版社内容情報

セナ、プロストらを擁し、F1GPで無敵を誇った「マクラーレン・ホンダ」が23年ぶりに復活する。その全盛期にホンダのスタッフとして奮闘した著者が、F1を取り巻く様々な“戦い"をリアルに綴る。

内容説明

アイルトン・セナ、アラン・プロストらを擁し、F1グランプリで無敵を誇った「マクラーレン・ホンダ」が、二〇一五年シーズンから復活する。その全盛期にホンダの広報・渉外スタッフとして現場の最前線で奮闘した著者が、サーキットの中だけではない、F1というビジネスを取り巻くさまざまな“戦い”をリアルに綴る。セナとの交情、プロストとの駆け引き、エンジン開発をめぐる攻防、欧州メディアによるバッシングへの防戦、現場を鼓舞した本田宗一郎の言葉…日本企業が「チーム」となって世界で戦う姿が、ここにある。

目次

第1章 アイルトン・セナとの出会い(聖書を携えた青年;サンマリノ、1994年5月1日 ほか)
第2章 F1グランプリの内幕(F1を司る男、バーニー・エクレストン;車椅子の闘将フランク・ウィリアムズ ほか)
第3章 F1が体現する欧州文化(仕事の進め方・考え方の違い;職務内容(Job Description) ほか)
第4章 日本がF1グランプリで戦うということ(地道な2輪普及活動;ホンダ、2輪普及活動からF2へ ほか)
終章 F1活動休止の決断(「12気筒をやらないのか?」;疲弊と苦渋 ほか)

著者等紹介

野口義修[ノグチヨシノブ]
1952年生まれ、元ホンダF1広報渉外マネージャー。76年ホンダ入社後、海外営業部、モーターレクリエーション推進本部、国内四輪営業本部等を歴任。83年~92年までF1業務を担当し、88~92年の「マクラーレン・ホンダ」全盛期にイギリスに駐在してチーム運営に携わる。2012年に定年退職し、コンサルティング業務に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

38
2015年刊。著者は80年代から90年代までホンダでF1チームの広報や渉外を担当。当時はテレビでF1の中継が始まり、日本でも広くF1が認知された黄金期でした。 コストを度外視して勝ちに行く姿勢は6年連続でF1を制する結果をもたらしましたが、現場の疲弊が目立ってきたことからホンダは92年でF1から一旦撤退します。 94年に事故死したアイルトン・セナがメカニックへの気配りを欠かさなかったこと、週刊少年ジャンプのロゴマークがマシンの尖端に貼られるまでの舞台裏など、当事者ならではのエピソードも差し込まれています。2020/02/29

Porco

12
 90年代のマクラーレン・ホンダの活躍は話に聞いた知識しかないのですが、その活躍を、いわば裏方から支えたホンダ社員の回顧録みたいな本です。エンジニアやメカニックやドライバーやジャーナリストの視点ではなく、新規事業を任された一会社員(文系職)の仕事ぶりがうかがえて面白かったです。F1休止後に普通の(というと失礼ですが)仕事に戻っていくところとかも。今年の再参戦がうまくいっていないのは、もしかすると技術だけの問題ではないのかもしれません。外からはわからんけど。2015/12/26

redbaron

10
欧州人のアジア人バッシングには、辟易…黄色人種が勝つとすぐルールを変えるのはどのスポーツも同じなのね。モータースポーツというと、エンジン・ドライバー等に注目が行くが、ビジネスとしての側面を興味深く読むことができた。F1参戦、頑張ってください。2015/05/15

Enzo Suzuki

4
ホンダっていうより著者の思い出話。90年代のマクラーレン・ホンダの知識がないと楽しめない。2016/01/24

ざっきー

4
たまたま手に取った本が面白いとうれしいですね。元ホンダのF1広報渉外マネージャーの方が書かれた一冊。当時を想像できるようなエピソードがいくつもでてくるので、往年のF1熱を知っている人ほど楽しめると思う。2015/05/06

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