集英社新書ノンフィクション<br> 「辺境」の誇り―アメリカ先住民と日本人

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集英社新書ノンフィクション
「辺境」の誇り―アメリカ先住民と日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087207736
  • NDC分類 316.853
  • Cコード C0236

出版社内容情報

開拓者精神(フロンティア・スピリッツ)を大義とする白人によって土地を追われたアメリカ先住民と、日本の「辺境」に生きる人びと。
先住民や非合法移民と長く寝食を共にし、「辺境」を渡り歩いた著者が、巨大な「権力」や暴力的な「正義」に抵抗し生きる人々をアメリカと日本に追った、渾身のノンフィクション。

内容説明

開拓者精神を大義とする白人によって土地を追われたアメリカ先住民と、原発事故により故郷と切り離された福島の人びと。原子力産業との「共生」を強いられた、青森県下北半島とアメリカの先住民居留地。そして、欧米の反捕鯨団体による執拗な妨害に耐えてイルカ漁を続ける和歌山県太地町。かつて、そこはアメリカへの移民が多数輩出した町だった…。国家をはじめとする巨大な「権力」や暴力的な「正義」に抵抗し「辺境」に生きる人びとを、アメリカと日本に追った渾身のノンフィクション。

目次

第1章 追われる民(奪われた暮らし;先祖の声 ほか)
第2章 「辺境」の声(「文明」という名の津波;利用される民 ほか)
第3章 境界線の防人(五〇マイルの町;販路開拓 ほか)
第4章 海を守る民(辺境の部族;正義の味方 ほか)
第5章 受け継がれる想い(ブラック・ミン;理想をもとめて ほか)

著者等紹介

鎌田遵[カマタジュン]
1972年東京都生まれ。亜細亜大学専任講師。専門はアメリカ先住民研究。高校卒業後に渡米。アメリカ先住民や非合法移民と寝食を共にし、「辺境」を歩いてきた。カリフォルニア大学バークレー校ネイティブ・アメリカン学科卒業。同大学ロサンゼルス校大学院アメリカン・インディアン学研究科修士課程修了。同大学院公共政策・社会調査研究所都市計画学研究科博士課程修了(Ph.D.都市計画学)。カリフォルニア大学バークレー校社会変革研究所客員研究員(2009年4月~2011年3月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tsubomi

8
2019.01.06-01.27:東日本大震災後に東北地方の原子力施設と地域住民との関係性に興味を持ち、過去に土地を追われて強制移住させられたアメリカ原住民たちや、福島から避難してきた住民にインタビューをして、それらの話をまとめて考察。絶対に諦めちゃいけないと語るネイティブ・アメリカン。やや強引にまとめている感はあるものの東北人として共感できます。後半は太地町のイルカ漁と庭師としてアメリカで暮らす漁師の話。和歌山の人たちがそれほど多くアメリカに渡っていたとは知らなかったので私にとっては興味深い内容でした。2019/01/27

tecchan

2
辺境と言われる地に住む人々の生き方を追ったルポ。アメリカ先住民から東日本大震災被災地、原発事故避難民、さらに著者の目は、太地町の鯨漁・移民、部落差別まで向かう。大地を追われた民、文化を奪われた民。辺境の民に共通するのは、自然と共生し、自らの文化を大切にすることだと言う。現代社会が忘れようとしている心に訴えかける優れたルポ。2018/01/05

sasha

2
アメリカ先住民と並列して語るのであれば、アイヌやサンカの人々ではなかったのかなぁ。原発事故被災地や反捕鯨団体の標的にされている和歌山県太地町を「辺境」としちゃっていいのか。著者が自身への叱咤激励として受け取った「部落にとってのコロンブスは、天皇制だ。部落差別の歴史の方が、先住民差別より長い」という日本の被差別部落出身者の言葉がなんだか嫌だった。読み手の解釈を考慮しないでこの一文を入れちゃったのかなぁ。2015/12/17

BLACK無糖好き

2
「辺境」で踏みとどまる人達の奮闘の様子に迫る。中でも、メキシコからアメリカに非合法な手段で入国した移民のために、水を詰めたプラスチック容器をアリゾナ南部の国境地帯に置いてまわる、マイクウィルソンさんの活動は興味深く読んだ。やはり砂漠で命を落とす人が多いらしい。又、映画「コーヴ」から関連し、太地町出身のアメリカへの移民の様子や、太地町の原発設置反対運動等も新たに知ることができた。しかし本書のテーマでもあるアメリカ原住民と福島の避難民の境遇を関連づけるのは聊か無理強いの気もする。2015/05/01

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