出版社内容情報
中国当局に21回拘束されたテレビ東京の名物記者が、中国の現状を徹底的に暴く! 反中、親中の立場ではなく、中国全土、事件の最前線を取材してきたジャーナリストならではの視点で描く渾身のルポ。
内容説明
これまで多くのメディアが中国問題を様々に取り上げてきた。しかし中国という国のリアルを客観的かつ正確に捉えたものはほとんどない。本書では当局に21回拘束されたテレビ東京の名物記者が、中国の現状を徹底的に明らかにする。初の民主選挙を勝ち取った小さな村の闘い、一人っ子政策というジレンマ、弾圧を受け続けるウイグル族の現状など―中国全土、事件の最前線を取材してきたジャーナリストならではの視点で描くルポルタージュ。そこには“日本人の知らない中国の姿”が描き出される。
目次
第1章 ウイグル騒乱―「民族団結」という虚しきスローガン
第2章 西部大開発―届かない恩恵
第3章 四川大地震、その後―被災した貧困の村で出会った人々
第4章 ゴーストタウン―林立する高層マンションには誰もいない
第5章 ウカン村の闘い―中国初の民主選挙の行く末
第6章 〓(はん)河東村の挫折―腐敗に染まった統治システム
第7章 薄煕来の重慶―「唱紅」と「打黒」がウケた理由
第8章 重慶動乱―共産党権力闘争の裏側
第9章 一人っ子政策の限界―もはや産まない人たち
著者等紹介
小林史憲[コバヤシフミノリ]
1972年生まれ。テレビ東京『ガイアの夜明け』プロデューサー。1998年立教大学法学部卒業後、テレビ東京入社。2008年から2013年まで北京支局特派員。『ワールドビジネスサテライト』などの特集を担当する。これまで中国すべての省・自治区・直轄市・特別行政区を訪れ、取材を敢行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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