出版社内容情報
尖閣諸島問題で対立する日中を徹底分析!
領土問題で対立を深める日本と中国はどうなるのか? 日中の学者がさまざまな論点をめぐって緊急討論! 政治的にも外交的にも両国が手詰まりとなっている今、真の原因と対応策を論じる。
内容説明
尖閣諸島領有をめぐって、激しく対立する日本と中国。この問題には、米国や台湾の動向、日中間の歴史的経緯、海洋資源とシーレーン確保、経済や文化など、さまざまな要因が複雑に絡んでいる。中国は超格差社会となり、習近平体制の中国共産党はその正統性の問題に直面している。日本は長らく経済が低滞し、政治的にも揺れ動いている。果たして、両国の領土問題を解決する糸口はあるのか。日本と中国の専門家が、日中領土問題の真因と展望について、総合的に議論する。
目次
第1部 国際情勢からみた尖閣諸島問題(尖閣諸島領有問題の背景;国有化をめぐって;漁船衝突事件;海洋資源の問題;覇権主義;棚上げ問題;台湾について;国際社会への発信 ほか)
第2部 国内情勢からみた尖閣諸島問題(デモの光景;反日デモの歴史;孫文について;権力システムとしての中華思想;拡大する中国の課題;領土問題に対する日本の姿勢 ほか)
第3部 グローバル経済と日中の課題(日本企業と中国市場;政治的思惑と日本企業;経済とイデオロギー;超格差社会;難しい貧富の差の是正;貧富の差と国民性 ほか)
著者等紹介
横山宏章[ヨコヤマヒロアキ]
1944年山口県生まれ。北九州市立大学大学院教授。中国政治・外交史専攻。法学博士
王雲海[オウウンカイ]
1960年中国河北省生まれ。一橋大学大学院教授。中国西南政法大学卒業後、中国人民大学大学院を経て、一橋大学大学院で博士(法学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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