出版社内容情報
宇宙から地球を見れば、人類の課題が見える!
惑星科学の第一人者である松井教授の地球論・人間論の決定版! 辺境(宇宙)から世界を見つめ直すことこそが、大震災以降混迷する人類の未来を照らすと説き、独自の「チキュウ学」を提唱する!
内容説明
地球を俯瞰すれば人間が分かる。惑星物理学の第一人者が、宇宙からの視点で人類の緊急課題を解明する。
目次
第1章 地球を俯瞰する視点(内からの視点では世界は語れない;月の石が教えてくれたもの;地球はシステムである;地球システム論で文明を定義する)
第2章 文明の変貌と人間論(ゴーギャンはなぜ文明を問うたのか;宇宙観はいかにして変化したか;歴史観を変えた放射性元素の発見;科学の発見は人類に何を及ぼしたのか;「神のつくりし世界」vs「人間世界」;観念的な人間論からの脱却;源デイ哲学はいかにして生まれたか)
第3章 「内部モデル」という宇宙(人と自然を結ぶ認識のメカニズム;内部モデルはいかに共有されるのか;哲学的人間論とは認識論である;科学はなぜ全体を問えないのか;我は外界との関わりの中でつくられる)
第4章 人間圏の未来(「分かる」から「納得する」へ;地球学的人間論を前提として;「均質化」は何を意味するのか;なぜ「拡大」が問題なのか;「3.11」と人間圏の創造;我々は「自然」を知り得たか)
第5章 普遍を探る者として(我々は宇宙をどこまで知り得たのか;我々は地球をどこまで知り得たのか;科学はまだ生命を定義できていない)
著者等紹介
松井孝典[マツイタカフミ]
1946年生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。専攻は地球惑星物理学。NASA客員研究員、マサチューセッツ工科大学招聘科学者、マックスプランク化学研究所客員教授、東京大学大学院教授を経て同大学名誉教授。2009年4月より千葉工業大学惑星探査研究センター所長。行政刷新会議民間議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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翔亀
Francis
たー
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