集英社新書<br> 美術館をめぐる対話

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美術館をめぐる対話

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087205640
  • NDC分類 526.7
  • Cコード C0270

内容説明

近年の美術館は従来の箱もの行政の産物から、新たな「開かれた」存在へと変化を遂げつつある。その一例として記憶に新しい金沢21世紀美術館は、建築家ユニットSANAAの設計。妹島和世と著者による同ユニットは国外でもルーヴル美術館ランス別館などを手掛け、二〇一〇年度プリツカー賞を受賞した。本書では第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展の日本館出展作家を務めた著者が青木淳、平野啓一郎、南條史生、オラファー・エリアソン、妹島和世と対談。美術館設計で建築家に求められるもの、都市の歴史から見た美術館、アートと建築の相互関係などを考える。

目次

序章 二一世紀の美術館とその建築的な展開
第1章 青木淳×西沢立衛―脱象徴化する美術館と展示空間の質的変化
第2章 平野啓一郎×西沢立衛―都市の歴史から見る美術館の現在
第3章 南條史生×西沢立衛―美術館を核にした都市計画とその可能性
第4章 オラファー・エリアソン×西沢立衛―現代美術の視点から美術館概念を再構築する
第5章 妹島和世×西沢立衛―つくることと見せること。美術館をめぐる建築的実践

著者等紹介

西沢立衛[ニシザワリュウエ]
建築家。1966年東京都生まれ。90年横浜国立大学大学院修士課程修了。妹島和世建築設計事務所を経て、95年妹島和世とともにSANAA設立。97年西沢立衛建築設計事務所設立。主な作品に森山邸、十和田市現代美術館など。SANAAの作品では金沢21世紀美術館、ニューミュージアム、ロレックス・ラーニングセンターなどがある。2010年プリツカー賞受賞。横浜国立大学大学院Y‐GSA教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アキ

81
この書が出版された2010年は、著者の建築した豊島美術館が開館し、SANAAとしてプリツカー賞を受賞した。この本ではSANAAの妹尾和世を含め5人の美術に関係した識者との対話があり、彼の「開かれた美術館」というコンセプトが示される。金沢21世紀美術館のコンペでは公園のような美術館、ルーブル=ランスでの「ギャルリー・デュ・タン」というコンセプト、十和田市現代美術館での都市と建築とアートの関係、NYのニューミュージアムの空間的な透明感、どれも現代美術館の魅力を十全に伝えている。街と人と美術館との関係が素敵です2020/05/25

常磐条

37
作家の平野啓一郎との対談に思わず膝を打った。若き日のフランク・ロイド・ライトは、削ぎ落としシンプルにすること=引き算に建築の美学を感じていたが、晩年近くにはむしろ、増やし複雑化すること=足し算の魅力を感じていたのだそうだ。思えば足し算も簡単そうで難しい。どこに何をどれだけ足すのか……そうして変化する分母に乗ったダイナミック・コンテクスチュアリズム=“割り算的文化”には、“引き算的文化”とは異なる軽さと面白みがある。世の中の移ろうスピードが掛け算的になってしまった現代においては特に。2015/12/26

りょう

15
美術館で語る建築論という内容。日本と欧米の公共に対する考え方の違い(日本→公がやること、欧米→自分事)が興味深い。著者が関わった21世紀美術館はふらっと立ち寄れる、いわく公園のような美術館を目指したというのは、時々ふらっと立ち寄る身としては、なるほどなと思った。2015/04/19

ちまりん

15
美術館の中身しか見ていなかった私にとって、美術館のあり方について考えるというのはとても斬新だった。2014/12/21

佐島楓

15
建築と美術館、ふたつのワードに惹かれて購入。環境と建築の関係、建築家の表現力、単なるハコにとどまらない美術館の役割といったことについて考えさせられた。2011/09/25

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