集英社新書<br> 現代アートを買おう!

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現代アートを買おう!

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087205442
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0271

内容説明

ごく普通のサラリーマンにもかかわらず、日本を代表する現代アート・コレクターの一人である宮津大輔が、アートの見方、買い方を指南する。その情熱と知識、センスで、海外、日本を問わず、数多くのアーティストやギャラリー、美術館から絶大な支持を得ている宮津が語る現代アートの買い方とは。アートのコレクションはお金持ちでなくても出来る。小遣いでも買え、それをすばらしいコレクションに育てるノウハウの全てを伝える。お金はないけれど好きな作家の作品を買いたい、と漠然と思っている人には、うってつけの一冊。

目次

第1章 コレクションをはじめるにあたって(現代アートとの出会い;現代アートの魅力;コレクターという生き方)
第2章 作品の購入ギャラリーとアートフェア―アート作品はどこで買えるのか(ギャラリーに行こう;アートフェアに行こう;その他の購入方法;美術の女神は自ら助くる者を助く オーバー年収の作品購入顛末記)
第3章 作品の保存と保管(作品形態;作品の保存と保管)
第4章 アートとお金(作品の売却;美術館への作品貸出し;作品貸出しの実際 国内編;作品貸出しの実際 海外編)
第5章 自分らしいコレクションづくりと夢の家(コレクション形成に重要な情報収集;夢の家の設計者ドミニクとの出会い;なぜ家づくりなのか?;設計から建設へ;まだまだ建設途中;私にとってのアートとは;先輩コレクターから最後のアドバイス)

著者等紹介

宮津大輔[ミヤツダイスケ]
1963年東京都出身。都内の企業に勤務するサラリーマンである傍ら、94年より現代アートの収集を始め、ユニークなコレクションや、住居であるドリーム・ハウスが多くのメディアで紹介される。約三〇〇点にのぼる収集作品は、東京オペラシティアートギャラリーや韓国・ソウルのデリム現代美術館等で公開されている。美術関係の書き手としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

S 2

10
サラリーマン現代アートを買う。一般的に高価そうに思えるアート、現代アートにしぼってコレクションする作者が買い方楽しみ方を教えてくれます。作者曰くほとんどの『現代アート』ならば偽者は無い(今の段階では)とのこと。なるほど確かに。基本的にアーティスト生きてますもんね。2019/05/17

六波羅

10
サラリーマンの著者が現代アートをただコレクションするのではなく、アーティストと親密な交流を通じて、遂にはアーティストと共同で自宅まで建てしまう。正直羨ましい人生だと思う。他人の幸せや成功譚を妬む矮小な自分でも、この本は不思議と不快感を感じなかった。寧ろ、著者の現代アートに対する深い愛や情熱には感服した。こういう人が本当に豊かな人生を送ってるって言うんだろな。2014/09/24

ヤギ郎

8
普通のサラリーマンとして働きながら、アート・コレクターである著者による現代アートの魅力を語った新書。アートはお金と教養のあり、“普通の人“と違った生き方をしている人が買うものだ、という認識を変え、アートを身近なものにしたいという著者の思いを感じた。個人の体験談が多くを占める一冊であったが、著者の目を通じてみる現代アートについて勉強になるところがある。ただ、アート・ギャラリーへ行くのは、まだハードルが高いな。2024/01/12

チエコ

7
大興奮!アートを買うなんて、一般人にはありえないことだと思っていましたが、工夫と努力で立派な「コレクター」になれるんですね。著者の現代アートについての情熱が伝わってきて、改めて自分とアートの関係について考えてしまう本でした。2013/05/06

前田まさき|採用プロデューサー

5
現代アートの魅力。私なら、第一に「アーティストが同時代を共に生きている」という点をあげたいと思います(p.25)。……「作品理解の近道はアーティストとの交流にあり」これが一五年間のコレクター生活で会得した極意の一つといえるかもしれません(p.31)。2019/11/23

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