内容説明
フランス文学者、作家、エッセイストとして、文化のさまざまな局面に力強いくさびを打ち込み、圧倒的な支持を受けた澁澤龍彦は、没後もなお光彩を放ち、人びとを惹きつけてやまない。そして自ら「ドラコニア」と名づけた「龍彦の領土」には、澁澤龍彦の少年のような無垢な心を感じさせるオブジェが、今も息づいている。本書は、それらのオブジェを、写真家・沢渡朔があるがままにとらえた写真と、澁澤龍彦自身の文章で構成した、ドラコニア・ワールドのオブジェ編であり、サド、エロチシズムと並ぶ澁澤龍彦の主要なテーマ「オブジェ」を具体的に浮かび上がらせたものである。
目次
プロローグ(私のコレクション;過ぎにしかた恋しきもの)
1 髑髏の巻(髑髏;絵のある石 ほか)
2 アストロラーブの巻(アストロラーブ;時計 ほか)
3 人形の巻(四谷シモン;ベルメール ほか)
4 庭へ(声;日時計)
著者等紹介
澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928年、東京生まれ。フランス文学者、作家、エッセイスト。サド、コクトー、バタイユなどの翻訳のほか、マニエリスムやエロチシズムを追究したエッセイを著し、小説や美術評論の分野でも活躍した。81年、『唐草物語』で泉鏡花賞を、87年、『高丘親王航海記』で読売文学賞を受賞。87年8月没
澁澤龍子[シブサワリュウコ]
1940年、鎌倉生まれ。エッセイスト。69年、澁澤龍彦と結婚。以来、澁澤龍彦の執筆活動に大きな刺激を与えてきた
沢渡朔[サワタリハジメ]
1940年、東京生まれ。写真家。70年代に入ってから『ナディア』『少女アリス』などの写真集で独自のエロチシズムを表現し注目され、今も旺盛な創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りー
双海(ふたみ)
ぐうぐう
志波昌明