出版社内容情報
大槻教授にも、科学と非科学との間で苦悶した時期があった。 それは「火の玉」との遭遇であり、父の死と「虫の知らせ」などであった。そうしたものを解明することが科学である。こうした 信念の半生が、初めて語られる。理性で思考することで、自分の「解」を出すことの大切さを説く。物理学者・大槻教授の、いまだに怪しいスピリチャリズムが跋扈する日本への最終抗議である。
内容説明
大槻教授にも、科学と非科学との間で苦悶した時期があった。それは「火の玉」との遭遇であり、父の死と「虫の知らせ」などであった。そうしたものを解明することが科学である。こうした信念の半生が、初めて語られる。理性で思考することで、自分の「解」を出すことの大切さを説く。物理学者・大槻教授の、いまだに怪しいスピリチャリズムが跋扈する日本への最終抗議である。
目次
第1章 私が「迷信」から脱却した道(祈祷師を生んだ家系;福島から来たゴゼ ほか)
第2章 火の玉研究者への道(「日本に火の玉研究者はいますか?」;著名な物理学者に先を越された!? ほか)
第3章 占星術を打破する科学の根拠(双子座の私の星はズレている;占星術を「科学」と偽るオカルト ほか)
第4章 日本に同じ血液型の人間は二人としていない(私の血液型は「C型」である;血液型性格判断は「差別」につながる ほか)
終章 「迷信」と闘う科学者は、だから必要(研究室に警官が来た日;科学者は社会的な責任を果たせ ほか)
著者等紹介
大槻義彦[オオツキヨシヒコ]
1936年、宮城県生まれ。東京大学大学院数物系研究科修了。東京大学助手、講師などを経て、73年早稲田大学理工学部教授。その後、同大学名誉教授。科学雑誌「パリティ」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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