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集英社新書
世界中を「南極」にしよう

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087203912
  • NDC分類 402.979
  • Cコード C0226

出版社内容情報

国境も軍事基地もない”理想の地”で、元・観測隊同行記者は何を見たのか。40年ぶりの感動を交えつつ、南極を手がかりに地球と人類の未来を考える。

カラフト犬のタロ・ジロが生きていたというニュースに国中が熱狂した時代から半世紀。あの南極の地が、昨今の地球温暖化問題を機に、いま再び脚光を浴び始めた。この大陸には「環境問題」のみならず「領土・資源問題」をはじめとするあらゆる国際紛争の、解決のカギが秘められているのだ。 1965年、30歳の時、朝日新聞記者として第7次観測隊に同行した著者が、南極観測50周年を前にした2005年、再び南極の地を訪れる。そして、その地で71歳の誕生日を迎えた著者が40年ぶりの白い大陸に、何を見たのか?

内容説明

南極には「環境問題」のみならず「領土・資源問題」をはじめとするあらゆる国際紛争の、解決のカギが秘められている―一九六五年、三〇歳の時、朝日新聞記者として第7次観測隊に同行した著者が、南極観測五〇周年を前にした二〇〇五年、再び南極の地を訪れる。そして、その地で七一歳の誕生日を迎えた著者が四〇年ぶりの白い大陸に、何を見たのか。

目次

第1章 氷海に入る
第2章 南極と私
第3章 南極再訪を思い立つまで
第4章 南極で体験したこと
第5章 南極で出会った人たち
第6章 これからの南極観測 私の提言
第7章 南極観測の科学的意義
第8章 世界中を「南極」にしよう 私の夢

著者等紹介

柴田鉄治[シバタテツジ]
1935年、東京生まれ。東京大学理学部卒業。59年、朝日新聞社入社。東京本社社会部記者、論説委員、科学部長、社会部長、出版局長、論説主幹代理、総研センター所長などを歴任。その後、朝日カルチャーセンター社長、国際基督教大学客員教授を経て、フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドナルド@灯れ松明の火

15
70歳過ぎた元朝日新聞記者が2度目の南極大陸に行った話。南極には国境がなく各国基地が共存しており、これが発展すれば国際紛争等ない世界になると著者の意見が書いてある。半分以上は朝日の宣伝臭っぽくてなかなか入り込めないままだった。南極への修学旅行等少しおやっと思う提案もあるが、実現性への裏付けなどがやや乏しく思いつきの域を出ないのが惜しい。日本が南極でオゾンホールを発見した事や、隕石を沢山見つけて世界で一番持っているとは初めて知った。白瀬中尉から連綿と続く日本の南極への関わりはもっと知られてもいい。2013/12/10

雲をみるひと

7
元新聞記者による南極滞在記。作者は40年を経て南極を再訪したとのことで過去の滞在時との比較、環境問題等南極の諸問題及び日本の南極政策についての提言等科学ジャーナリストの視点で書かれている。記載内容が実体験に基づいており、読みやすい文章表現なため全体的には読みやすい。一方、最終章だけは少し飛躍している感は否めない。2019/02/18

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