内容説明
市民の健康と衛生を文字通り「水際で」守っている環境衛生監視員。飲み水の汚染事故への対応から、おいしい水の条件、家を買うときに注意すべき水まわりのこと、プールの水、風呂、温泉の話、湿気やダニ、カビ対策に至るまで、市民生活のライフラインに目を光らせる「水の番人」として生きてきた著者が、その豊富な実体験を振り返りながら、水と衛生に関わる知恵を語る。ふだん何気なく利用している都市生活の「水」の多様な姿を知る本。
目次
第１章 汚染された水
第２章 おいしい水
第３章 家を買うときの水
第４章 浄水器の選び方
第５章 水道の水
第６章 プールの水
第７章 風呂の水
第８章 温泉を楽しむ
第９章 湿気とダニ・虫
第１０章 結露とカビ
著者等紹介
中臣昌広［ナカトミマサヒロ］
１９５８年東京都生まれ。文京区文京保健所勤務。環境衛生監視員。上智大学理工学部化学科卒業。８１年荒川区荒川保健所に環境衛生監視員として就職。８４年より特別区職員自主研究グループ「ソーラーシステム研究グループ」に参加。９５年より市民団体「雨水市民の会」会員
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感想・レビュー
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大阪魂
28
保健所の職員さんが「水」に関するいろんな現場を書かれた本！普通の水道水圧やと2階までしか届かへんからマンションには受水槽と高層水槽あって定期点検大事！とか、ダニは掃除機で吸ったらノズルの壁にぶつかって9割死ぬとか、25℃超えたら温泉認定やけど1000m地下まで掘ったら必ず25℃超えるとか「美人の湯」の成分とかいろいろ勉強なった！でもコロナで保健所の方って日々大変っておもてたけど「水」の安全確保にも走り回っておられるんやね！「水が濁る」「ダニでてくる」「壁に黒いカビ」て保健所に相談するもんって知らんかった…2020/04/18
kaizen@名古屋de朝活読書会
19
浄水器の話題は、地域によって事情が違うので、よくわかりませんでした。 木曽川の上流から取水している地域では、浄水器なんて不要です。 ビルでも、清掃をすることが優先で、浄水器は補助的なものなのに、、、2024/09/25
Humbaba
2
人間にとって最も大切で，基本となる要素「水」．最近は水を購入することも珍しいことではなくなってきている．水の味というのは，どのような成分であるかによって想像できる．しかし，味わう上で最も大切なことは，成分ではなくて充分に冷えているかどうかであることが，実験により示されている．2012/03/09
