内容説明
オペラは究極の総合芸術。しかし、見方を変えれば、ストーリーは単純明快、役どころも決まっているので、言葉が分からなくても、ほんの少し内容について知っているだけで、楽しみの幅がぐんと広がる。「クラシック音楽は苦手」あるいは「オペラはちょっと敷居が高くて」という人におすすめの、普段着のオペラ入門書。舞台裏のおもしろいエピソードを披露しながら、オペラのストーリー、見どころ・聴きどころを簡潔に紹介する。『セビリアの理髪師』『カルメン』『椿姫』『ボエーム』『メリー・ウィドウ』『ばらの騎士』など、若い娘から年上の女までのヒロインたちに学ぶ、古今東西変わらない恋愛のマニュアルも満載。
目次
第1章 女の子も十五になれば
第2章 娘の心は分からない
第3章 最後に笑うのは?
第4章 恋は野の鳥
第5章 愛してね アルフレード
第6章 パリの屋根裏の恋
第7章 陽気な未亡人の恋
第8章 年上の女
著者等紹介
金窪周作[カナクボシュウサク]
1936年、東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、NHK入局。65~66年、ミラノ・スカラ座でオペラ研修。帰国後は、音楽芸能部でクラシック番組を企画・制作。泉鏡花の名作から台本を執筆しオペラ化した『天守物語』は新国立劇場の開幕シーズンのフィナーレを飾った。退職後、昭和音楽大学のオペラ研究所、大学附属図書館勤務を経て、フリーで、オペラのテレビ字幕作成などで活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsubomi
6
2014.06.01:今月オペラ鑑賞に行くので予習ということで読みました。もともと音楽だけ聞いて好きな作品が多いのですが、舞台を見たことがないので。代表作の原作、脚本、作曲、作品の内容などを簡単に紹介していて、初心者の入門書としてはまあまあかな。絵や写真がもう少しあると面白いのでしょうけど。この本を読んで「フィガロの結婚」は「セビリアの理髪師」の続編だってことを初めて知りました。なんで作曲家を変えたんでしょうね。話題作り?実際のオペラを見てもっと詳しく知りたくなったらまたいろんな本で勉強しようと思います。2014/06/01
m
3
オペラの恋とはどんなものかしら、と図書館で発見した本。フィガロの結婚で登場するケルビーノがその後戦死すると知りショック。恋愛がテーマのオペラの紹介で入門書かな。オペラパレスの椿姫、観に行きたかったなぁ。2022/03/05
llll'
0
.2022/08/24
ニョンブーチョッパー
0
◎2002/04/07