内容説明
2000年に単独世帯は26パーセントを超え、今後もその割合は増加する傾向にある。いまや4世帯に1世帯以上が「シングル」の時代なのだ。1986年に『シングル・ライフ』を世に問い、「独身」に代わって「シングル」という言葉を定着させた著者が、本書では高齢化社会での「シングル」のありかたを問う。弧独、老い、そして、死。誰も避けることのできない重いテーマに向かいあいながらも、シングル人間が自由を謳歌し、人生を楽しむ術とは何かを考える。
目次
第1部 シングルライフの擁護(私自身のこと;シングルライフとは?;独ハラとその撃退法)
第2部 シングルライフの哲学(「自由よ、私はお前の名を書く」;生活の自主管理―お金、時間、健康、性欲;“老年”をどう考えるか ほか)
第3部 文明の流れの中で(日本における家族の変貌;何でもありの21世紀;個人として生きること)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レイ
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めちゃおもんなかった。老齢シングルさんの著者の、シングル人間が自由を謳歌し人生を楽しむ術とは何かを考えるというあらすじに、説得力あるなーと期待して読んだがシングルライフのメリットを感じなかったしドンファンが気になるにも関わらず、語られる恋愛経験は濃くもなく広くもなく。ならシングルの孤独との向き合い方は濃いのかと思ったらそこも半端で寂しさを楽しんでいるわけでもなく。実体験に基づく切り込んだ話を期待してたが、第三部の非常におもんない部分も入っていてどっちつかずのルポ未満、哲学・思想主義未満に落ち着いてる。2025/09/05