出版社内容情報
北の海スワロー島で恩人コラソンと死に別れたローは、"オペオペの実"の能力で珀鉛病を克服、「ギブ&テイク」を信条とする発明家ヴォルフと出会う。寝床と飯をもらう代わりにヴォルフの手伝いを始めたローは、ある日、島の海岸でいじめられている白クマを救出、彼を子分にする。その白クマこそ、のちにハートの海賊団の航海士となるベポであった。ベポをいじめていた少年のシャチとペンギンからも慕われ始め、4人はスワロー島にまつわる「海底を飛ぶツバメ」という不思議な噂の謎を追う。だが、彼らの前に凶悪な海賊が立ちはだかり…。ハートの海賊団結成までをノベライズ!
内容説明
“北の海”スワロー島。コラソンと死に別れたローは“オペオペの実”の能力で九死に一生を得て、ベポ、シャチ、ペンギンと出会う。島の発明家との交流、海中を飛ぶツバメと財宝伝説、そしてハートの海賊団結成までを描く、少年ローの成長譚!
著者等紹介
尾田栄一郎[オダエイイチロウ]
熊本県出身。1997年「週刊少年ジャンプ」34号より『ONE PIECE』を連載開始
坂上秋成[サカガミシュウセイ]
作家。1984年生。早稲田大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco
32
ローファン必見!コラさんやヴォルフたちのおかげで愛をしれて良かった💐こうして本編では語られていないあの事件後のローの過去を知れたことで見方も少し変わるし色々なことを想像できていい。ローはルフィ達と同盟を組んでほんとに良かったと思う。本当の自由を求めるところも似てる💭 ローがもっと愛おしくなる一冊!2020/06/13
柊渚
15
( ただのオタク語りです ) ローさんがコラさんと別れた日からハートの海賊団として出航するまでの数年間を描いた、圧倒的“愛”の物語。コラさんが注いでくれた愛は一滴たりとも零れ落ちることなく、あたたかな記憶とともに今もその胸に。貴方の愛に報いるために。コラさん亡き後壮絶なその後を過ごしたんだろうな…と今まで勝手に想像してたけれど、決してそんなことはなかった。二人目の恩人とも呼べる人や家族のような仲間とめぐり逢い、少なくとも不幸ではなかったのだと知れて、わたしはもう胸いっぱいになりました。安心した。よかった。2022/09/28
粋
13
こんな本が出ているとは知らなかった。ローファンなら読んで損無し‼️思っていた以上に面白く、いい話だった。これ読んだら、ルフィを助けたり同盟組んだことの見方もちょっと変わるかも。ロー及びハートの海賊団を知れる一冊。できれば、再会する話も読みたいな。2022/07/18
すきま風
12
本編だけでは知ることができない、ロー率いるハートの海賊団結成に至るまでの物語。人一倍仲間に対し信頼と熱い思いを持つロー。ベポ、シャチ、ペンギンとは特に信頼関係が厚い理由がこの小説でよく分かる。病気による迫害、家族やコラさんとの悲しい別れ。誰も信じられず、憎しみを抱き続けてきたローが親切な男に助けられ共に生活をしていくことに。そこにベポ、シャチ、ペンギンが加わり街を襲う海賊との戦いを通し今やらなければいけないことに気づいていく。漫画の小説版ってどうなのと読み始めたが、ちゃんと情景が浮かび意外としっくりくる。2020/12/31
ガミ
11
最悪の世代の1人、トラファルガー・ローがコラソンとの別れから「ハートの海賊団」を結成するまでを描いた物語です。この手の小説を読むのは初めてでしたが、漫画の内容をさらに深められたので、漫画の公式スピンオフ小説にはもっと触れていきたいと思えるきっかけになりました。ローが珀鉛病からどう回復できたか、指の刺青、潜水艦のことなど、謎が明かされ楽しませてもらいました。ローの根の人の良さも垣間見れるのも良かったです。2023/05/07