出版社内容情報
人気小説第2弾! 『アオギリの樹』、『CCG』、『あんていく』の三つ巴の戦いからの半年間。本編では語られなかった[空白]の期間を小説化!! 亜門、ウタ、ヒナミ、月山、そしてカネキとトーカの、その後とは…。
内容説明
“アオギリの樹”による「喰種収容所」襲撃。未曾有の事態に、23区を厳重警備する(CCG)だが、警戒が手薄になった8区では、“喰種”による不穏な事件が起きていた。人間と“喰種”の間に生じる、避けられない摩擦の連鎖。そして、20区を離れたカネキの影は…!?「陽炎」「刺繍」「撮影」「傷名」11区での抗争からの半年間を描いた小説版第2弾!
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- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカミネ
17
アニメの1期と2期の間辺りの話のようで、沢山の人がまだ生きていて、沢山の人や惨事にまだ出逢えてない絶望が始まり希望が全然見当たらない頃。本篇にはない一つの事件が色んな人に繋がっていた。改めて様々な角度から見るカネキやメインキャラ達の印象は新鮮で懐かしかったです。亜門さんモテモテやねぇ〜2020/07/23
椎奈
17
【2014.1110】東京喰種小説第2弾。4編+αが収録されていたが『#002刺繍』が一番のお気に入り。本編から人間を食べる喰種は忌み嫌われる存在。でも錦や月山のように正体を知った上で傍に居てくれる人間もいる。ツムギとアサの間に生まれた信頼関係が綺麗で、人間と喰種でも関係を築けるのになと思った。月山は相変わらずキャラで安心笑。初め自分の都合を押し付ける警官だと思っていた守峰が、自分を貫いていたりアサを励ましたり人間らしくヒデに近いタイプかなと思った。あと最後の美郷と亜門の会話の食い違いが面白かった笑2014/11/11
shion
17
「日々」に続く小説版第2弾。漫画本編の幕間の話がじっくり読めて、登場人物のこともより理解しやすくなる。短編5編、それぞれ登場人物は違うけれど互いにリンクしている。「日々」でもそうだったけれど、同じ地域に住んでいるのだから、やはり喰種と人間の遭遇はあり、色々な関係性がある。小春の話はせつない。ツムギの話はすごく好き。イクマくんは応援したいキャラ。ヒナミの成長。ぶれない月山と頭のいいホリチエ。美郷の話はまさかのギャグで笑った。2014/07/29
Dー
10
サブタイトルの[空白]の通りアオギリ編と6区編の間のお話。本編よりもより人間と喰種の関係性につきまとう哀しさがよりでてた…しかも人間でありながら化物のような人もいたりして…人間と喰種の違いって本当に食べ物だけなんだよなー。2014/07/12
にま
10
読了。漫画『東京喰種』本編、アオギリの樹掃討作戦後の幕間の物語を描いたノベライズ第二作目。8区に派遣された喰種捜査官の亜門鋼太朗と女子高生誘拐事件をとある理由から追う刑事の守峰。マスクアーティストである喰種ウタに憧れる喰種のアサと美しいマスクを作った老婆ツムギの邂逅。自己主張に乏しいアイドル三葉とそれを狙う美食家喰種月山、そしてホリチエ。喫茶店あんていくを離れた金木と拒絶された董香の二人をもどかしい気持ちで見つめる雛実。一作目のキャラも登場し活躍するし。幕間が覗けるのはノベライズの醍醐味ですよね。2014/07/19