出版社内容情報
知られざる、マリー・アントワネットのもう1人の娘の物語…!
18世紀末、フランス。
乳飲み子を抱いた王妃マリー・アントワネットに女占い師はこう告げる。
「その御子をお育てになってはなりません」と。そしてこうも言う。
「王家は破滅する。陛下の御子で生き残るのはお一人だけ」と……!
ナポレオンの台頭とともに、革命で荒れたフランスにようやく平和と安定が訪れる。運命の渦に巻き込まれたソフィーも歌い続け、ついに『フィガロの結婚』でも重要な役どころであるケルビーノ役でオペラ座の舞台へ立つことに。そこで、三年前、検閲官としてリズドー座を閉鎖の危機に陥らせたアストゥールと再会する。彼の存在に心がざわつく中、パリの街にはふたたび不穏な気配が…?
その歌声で運命を切り拓け――!
歴史から消された少女のフランス革命異聞は、最高潮のクライマックスへ――!
※オレンジ文庫版とコバルト文庫電子オリジナル版では2巻と3巻の切れ目が異なるため、コバルト文庫電子オリジナル版『亡き王女のオペラシオン2』を購読された方は、コバルト文庫電子オリジナル版『亡き王女のオペラシオン3』をご購入ください。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
23
ナポレオンの台頭とともに、革命で荒れたフランスにようやく平和と安定が訪れたものの、パリの街にはふたたび不穏な気配が漂い始める第3弾。運命の渦に巻き込まれながらも歌い続け、ついに『フィガロの結婚』でも重要な役どころであるケルビーノ役でオペラ座の舞台へ立つソフィー。しかし3年前、検閲官としてリズドー座を閉鎖の危機に陥らせたアストゥールと再会して、その存在に心がざわつく中、思わぬ事態に巻き込まれていったその結末には驚かされましたけど、いろいろあったものの、ビドゥとも再会できて希望が感じられる結末で良かったです。2025/07/22
kmori299
2
1、2巻はeコバルト文庫からのオレンジ文庫再読。eコバルト文庫版とは2巻の分量が違うので注意。/フィガロの結婚ってそういう話なのか、見てみたいなと思った。もうちょっと読みたいな、と思ったら作者さん自身がもうちょっと書きたいと書いていらっしゃったので、是非頼みたいところ。2025/07/20