出版社内容情報
絶世の美女・汪玲枝は皇子に嫁ぎ、皇子の死後にはその父である皇帝に嫁いだ。
寵愛を恣にし、玲枝の好物だった茘枝を運ぶためだけに邑が滅ぼされたという。
皇帝を誑かし贅の限りを尽くさせ、最後には毒を呷らされた傾国の悪女。
それが――私!?
八歳で自分の将来を思いだした玲枝は、同じ人生をまたたどるくらいなら死を選ぼうとした。
ところがそこに現れた、仙人のような美しい青年に「貴女が死ねば国が滅びる」と言われ!?
淑女に許される発言は「はい」「左様でございますね」「もったいないお言葉でございます」。
そんな世界でなんで私だけが傾国の悪女と呼ばれなければならないの!?
次は間違えなければいい。悪女にならなければいい。
汪玲枝のやり直しが始まった!
内容説明
皇帝の寵を恣にし贅の限りを尽くし、国を乱した汪玲枝は、最後には毒を飲まされた傾国の悪女らしい。それが―私!?在りし日の宴の最中に自らの将来を思い出した玲枝は、再び同じ人生を辿るくらいならと死を選ぼうとするが、仙人のような美しい青年に「貴女が死ねば国が滅びる」と言われ!?次は間違えない。悪女にはならない。玲枝のやり直し人生が始まった!
著者等紹介
喜咲冬子[キサキトウコ]
函館生まれ。第3回富士見ラノベ文芸大賞審査員特別賞受賞。2019年ノベル大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
37
最後意味深過ぎるよ…2023/11/12
よっち
29
第二皇子に嫁ぎ、その死後には父皇帝に嫁いだ絶世の美女・汪玲枝。皇帝を誑かし贅の限りを尽くさせ、傾国の悪女と呼ばれた彼女が、悪女評価からの脱却を目指すやり直し中華風ファンタジー。やり直しの人生で勝手に国を傾けた彼らから距離を置いて第三皇子に嫁ぐものの、彼のことを疎んじて玲枝相手に前世の夫や皇帝が見せる執着は異様で、そんな状況から周囲の女性の嫉妬も集めてしまい、更には以前は関わってこなかったはずの皇太子まで執着してくるなかなかカオスな展開でしたけど、夫の柏心とともに切り抜けてみせた結末はなかなか良かったです。2023/10/18
こも 旧柏バカ一代
28
男の都合に翻弄されてるな、、しかも2回も失敗してるから気の毒過ぎる。2023/12/14
らび
26
いわゆる、回帰もののファンタジーで結構王道じゃないかな。まあまあ理不尽やなにやらはあってもそこは王道!これ系の作品はたくさん読んでますが特に面白要素は感じなかった。ライチに始まりライチで終わるってことでした。2023/11/29
ひぬ
24
【電子】茘枝で始まり茘枝で終わる絶世の美女・玲枝の人生やり直し物語。なんとも理不尽に理不尽を重ねられる感じでしたが、一応最後はある程度良いところで終わって良かったです。2023/12/12