出版社内容情報
北風が吹き冬が到来した頃、瀬那と伊月は寝所をともにするようになった。だが、小さい頃に実母が失踪した過去のある瀬那には、“母”というものが分からない。もし子どもができたとしても、どう接していいのかが分からないのだ。そんな悩みを覚えていた瀬那は、外出先で妹の朝子と遭遇した。朝子は帝都で、行方不明だった瀬那の母親を見かけたと言う。一方、帝都では呪いを振りまき人々の命を奪う妖狐が出現していた。瀬那の父が経営する料亭“花むしろ”は、犯人隠匿の疑いをかけられて営業停止になってしまう。事件解決のため、伊月は帝都警察の邏卒、瀬那は邏卒がよく立ち寄るというカフェーの女給に扮して調査を開始するけれど……? シリーズ完結巻!
内容説明
冬が到来した頃、瀬那と伊月は寝所をともにするようになった。だが母を知らない瀬那には、子どもができてもどう接していいのかが分からない。そんな中、瀬那は外出先で妹の朝子と遭遇した。朝子は帝都で行方不明だった瀬那の母親を見かけたと言う。一方、帝都では呪いを振りまく妖狐が出現。瀬那の父の料亭が、犯人隠匿の疑いで営業停止になり?シリーズ完結!
著者等紹介
江本マシメサ[エモトマシメサ]
長崎県出身。少女小説を読んで育ったライトノベル作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
31
大立ち回りはあってもスッキリ幸せに終わるので、安心して読めます♪2023/07/13
よっち
26
北風が吹き冬が到来した頃、寝所をともにするようになった瀬那と伊月。帝都で妹の朝子と遭遇する一方、呪いを振りまき人々の命を奪う妖狐が出現する第三弾。小さい頃に実母が失踪した過去を抱え、子供への接し方に不安を抱える瀬那。行方不明だった瀬那の母親を見かけたという妹の朝子との再会、そして犯人隠匿の疑いから営業停止になってしまう父の料亭。事件解決のためにカフェの女給に扮して捜査する展開で、彼女への愛を隠さない伊月には苦笑いでしたけど、母の失踪の真相にも一緒に向き合って、乗り越えてみせた結末はなかなか良かったですね。2023/06/07
mariann
22
シリーズ完結。蓮見父とも最後は分かり合うことができたし、朝子にはザマァが下り、そして瀬那の母まで登場しての大団円…ではないけれど未来が明るそうで良かった。そして伊月様の顔面自己評価の低さに笑ってしまった。雑草って… この本は和食の成り立ちなども一緒に知ることができるので何だか得した気分で読了。2023/08/10
はなりん
19
完結巻でした。帝都で呪いの妖狐の噂ときな臭い警察機関。失踪していたお母さんの影がチラホラ。そして、お母さんとの再会と突然の別れは悲しくてやるせない。だけど、瀬那と伊月がラブラブ夫婦になっていて、全体的に甘く安心感があってよかった。直球の伊月がたまらない。2023/07/29
しましまこ
13
サクッと終わっちゃったよ、黒豆食べたいな。2023/06/18