集英社オレンジ文庫<br> 花は愛しき死者たちのために―罪人のメルヘン

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集英社オレンジ文庫
花は愛しき死者たちのために―罪人のメルヘン

  • 柳井 はづき【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086804875
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

早くに夫を亡くしたあとも、ひとり仕立屋を営むレーネ。
ある日、黒装束の男が現れ、「ドレスを一着頼みたい」という。
店に運ばれてきたのはなぜか腐敗しないという美しい少女の「遺体」だった。
初めは気味悪く思っていた彼女だが、採寸のために彼女に触れるうち、
次第に不思議な安心感が湧き上がってくる。
「こんな子が、私たちの娘だったら良かった」と思うと愛しさは増してゆき、
亡き夫との間に授かった子供であるかのように接するようになる。
いつも物憂げな表情をしていた彼女は、日増しに明るさを取り戻していく。
だが実は、亡き夫に対し、レーネは大きな秘密を抱えていたのだ――。

ある伯爵に拾われ、川のそばの土地管理人として雇われた「男」。
しかし、「男」は伯爵たちが廃墟の中でどんな“遊び”に興じているか知ってしまった。
その“遊び”の中心には硝子の棺があることも――。
棺の中身が欲しくなった「男」は………。

決して腐敗しない、死せる美少女エリス。
彼女が何者で、いつからこの姿なのか、知る者は誰もいない。
目を開けることも、しゃべることもない彼女がもたらすのは、破滅か、祝福か―――。
ダークメルヘンの世界へ、ようこそ。

内容説明

早くに夫を亡くしたあとも、ひとり仕立屋を営むレーネ。ある日、黒装束の男が現れ、「ドレスを一着頼みたい」という。しかし店に運ばれてきたのはなぜか腐敗しないという美しい少女の遺体だった。初めは戸惑っていたレーネだが、次第に亡き夫との間に授かった子どもであるかのように接するようになる。だが実は、亡き夫に対し、レーネは大きな秘密を抱えていたのだ―。

著者等紹介

柳井はづき[ヤナイハズキ]
兵庫県(日本海側)出身。『花は愛しき死者たちのために』で2021年集英社ノベル大賞準大賞受賞。受賞作を改稿、加筆した本作で文庫デビュー。理系の皮を被ったド文系(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おかだ

30
良い。好みの世界観。図書館で見つけて何気なく手に取ったけど読後気付いた、これシリーズ2作目やった…願わくば記憶を消してちゃんと1作目から読みたい…。黒装束の使者が運ぶ、腐敗しない少女が収められたガラスの棺。彼女の虜になった者は内なる死への悦楽を引きずり出され…といった具合の連作短編。最終章がエピソード0みたいなストーリーだった。カロンが何者なのか知った上で1作目を読むのも面白いかな。上質なダークメルヘンファンタジーの世界、とても好き。2023/04/03

よっち

26
決して腐敗しない、死せる美少女エリス。目を開けることも、しゃべることもない彼女と出会った人々が、そのありようを少しずつ狂わせてゆく第二弾。早くに最愛の夫を亡くしたあとも、ひとり仕立屋を営む未亡人が抱える大きな秘密。修道院の廃墟内で怪しい集まりを繰り返していた伯爵たちの末路。伯爵に拾われ、川のそばの土地管理人として雇われた男。それぞれに形は違えども彼女を見てしまったら、その内に秘めた狂気と暴かれずにはいられなくて、妄執の果ての結末は本人たちにとって悲劇だったのか救済だったのか、いろいろ考えてしまう結末です。2023/01/19

栗山いなり

4
腐敗しない死体・エリスに囚われていく人間達を描いたダークメルヘン小説シリーズ第2巻。死体・エリスの一種の魔性に囚われて破滅していく人々を見せられる物語なんだけど、それがどこか怖かったと感じた2023/02/26

ICHI (atomic)

3
初作家。 カロンは物語に仕える者。彼の主人は今もその心臓を止めてはいないのだから。 『エリス 罪深き者よ、安らかに眠れ』 童話のような世界。2巻目だと知らずに読んだけど違和感なく読めた。エリスの存在は毒花なのかもしれない。2024/06/23

3
人を心を思い出を呪いし白雪姫。秘めたるものを暴き、執着を交錯させ、そして数多の炎を消していく。2023/03/06

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