集英社オレンジ文庫 スピンオフノベル ＴＨＥ ＨＥＡＤ前日譚 アキ・レポート

江坂 純【著】/パストール，アレックス〈Ｐａｓｔｏｒ，Ａｌｅｘ〉/パストール，デヴィッド【原作】〈Ｐａｓｔｏｒ，Ｄａｖｉｄ〉

集英社（2020/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 233p／高さ 16cm
• 商品コード 9784086803359
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

日本から山下智久がメインキャストの一人「アキ」として出演する、huluオリジナル・超大型国際連続ドラマ「THE HEAD」。
その前日譚となるスピンオフノベルが登場!

これは、アキが「ポラリスVI南極科学研究基地」へと赴く前の物語ーー。

博士課程中の微生物研究者、アキ・コバヤシ。
彼の夢は南極で研究することだった。
デンマークの大学で地道に研究に打ち込んでいたアキは、あるとき、国際学会で浜田教授から声をかけられる。
浜田教授は世界中から注目されている微生物学者で、南極探査チームを率いる生物学者アーサー・ワイルドとも旧知の中。
浜田教授は、メタンガス変換の鍵となる微生物を手に入れて培養に成功すれば、アーサー・ワイルドの研究チームの一員に推薦すると言う。

夢の南極へ行けるかもしれない…アキは日本の浜田教授の研究室へと移り、浜田教授の息子であるヨシと院生の梨花を助手に迎えて研究を開始。
思うような成果を得られない中、アキたちは一枚のポストカードから鍵となる微生物の存在を突き止めた。
三人は手かがりを追ってタイへと向かうことに!
ゾウを対象にさらなる研究を重ねるが、そこで大いなる陰謀がアキの前に立ちはだかり…!?

若手研究者が直面する問題を背景に、世界を股にかけた壮大なスケールで描く、理系サスペンス・アクション!

内容説明

日本人の微生物研究者アキが「ポラリス４南極科学研究基地」へと赴く以前。アキは生物学者アーサー率いる南極探査にどうしても参加したかった。そこへアーサーと親しい教授が「ある微生物培養に成功した者をアーサーに推薦する」と宣言。アキは手がかりを追ってタイに向かうが…？培養研究の果てに、アキは己が隠し持つ「別の顔」を知る…本編第一話に至る物語。

著者等紹介

江坂純［エサカジュン］
神奈川県出身。早稲田大学卒業後、執筆活動を始める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ほんまる]

登場人物が多く、ちょっと混乱するかな。映像の方が面白いかも

2021/08/18

[栗山いなり]

本編に至るまでにアキの身に起きた事件を描いたスピンオフ小説。読んでて思ったのはこれが公式なんか？って事だったんだが、そう思うくらい本編と物語の雰囲気が違ってたように感じた

2020/10/04

[こたもり]

映画「THE HEAD」の書き下ろし前日譚。山P出演の作品で、南極が舞台？としかない前知識。冒頭から顔面賛辞の描写もくどく、しかし彼が演じているなら納得もできる。微生物学者のアキがメタンガスを有用物質に変換する微生物を発見するまでの話だが、タイで象を散歩させたり、カーチェイスしたり、刺されたり、密輸に麻薬となんでもあり。ラストの裏切りもしたたかで、猛スピードのジェットコースターに強制乗車させられた読後感。サクサク読めて面白い。NIMと実家の酒蔵の関係も気になり、本編を超えちゃってないかいらぬ心配がw

2021/02/06

[ぺが]

ドラマ「THE HEAD」のスピンオフ小説、山ｐが演じた「アキ」が南極行きに選ばれるまでの物語、ライトノベルということでドラマに比べて非常に軽く、THE HEADのスピンオフというより、ドラマ「インハンド」の山ｐ「紐倉博士」のイメージ、そんな風に感じながらも、楽しく読了できました。

2021/07/06

[ちゅっちゅちゃん]

ドラマのノベライズ本も読んだので、ついでに。 山Ｐが出演していたドラマ「インハンド」やバラエティ「大人のkiss英語」などがよぎるシーンがあって、作家さん山Ｐのこといろいろ調べて書いてくれたのかなぁ？と感じた。眉目秀麗なアキくん、女運が悪くてかわいそう…。サクッと読めて面白かった。

2024/11/30