出版社内容情報
「ここ、女子はNGだから」
(……じょしはえぬじー?)
野宮小鳥(高校1年生・見た目ほぼ男子)は、あこがれの『四つ葉カフェ』でのバイトを熱望していた。
しかし、そのカフェはクラスメイトの超モテ男子・星名新と、その美形すぎる兄弟たちが営む店で、とある事情で女子は採用していないという。
「私が恋してるのは、このカフェそのものなんです!」
小鳥の熱意は彼らに通じ、『四つ葉カフェ』で働けることとなる。
そっけない星名新に、ライバル心(?)を燃やしたりしながらも、小鳥は大好きなカフェで働く喜びを感じる。
だけど、カフェ内恋愛禁止にもかかわらず、店長の伊織に少しずつ惹かれていってしまって…?
美しいカフェ、おいしい料理、麗しい兄弟たちが織りなす、きらきら胸キュン物語!
内容説明
「ここ、女子はNGだから」…じょしはえぬじー?野宮小鳥(高1)は、あこがれの『四つ葉カフェ』でのバイトを志望していた。だけど、その店はクラスメイトの超モテ男子・星名新と、その美形すぎる兄弟たちが営むカフェだった!熱意が認められ、おためし採用になった小鳥は、カフェ内恋愛禁止にもかかわらず、店長・伊織の優しさに惹かれてしまい…?
著者等紹介
夜野せせり[ヨルノセセリ]
長崎県生まれ。第6回みらい文庫大賞優秀賞受賞。集英社みらい文庫『渚くんをお兄ちゃんとは呼ばない』シリーズが、好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
野宮小鳥の中学時代の辛い時期、癒やしとなってくれた憧れの『四つ葉カフェ』。高校生になり店のバイト募集の張り紙を見た小鳥が、美形の星名三兄弟が営む『四つ葉カフェ』で働き始める青春小説。長兄・伊織に憧れてバイトに応募した小鳥を、女子のバイトはNGだと拒絶する三男で同級生の新。おためし採用になった小鳥が、苦い過去の原因だった女子と再会したり、伊織ととても仲よさげな幼馴染・雪乃の姿を目の当たりにしながらも、それ以上に好きなカフェのために乗り越えて頑張る姿に、新も認めるようになってゆく展開はなかなか良かったですね。2020/04/16
よっしー
17
ある意味青春物語なのでしょうか。中学時代、辛い気持ちを癒してくれたカフェでバイトする小鳥。イケメンに囲まれながら、小さな恋心を育てる…というよりは、純粋に仕事を覚えて楽しんでいた様にも見えました。そして、恋心というよりは憧れだったのかなと思ったり。この後どうなるのかは分かりませんが、高校生らしく等身大の恋を楽しんでほしいなと思うラストでした。2022/02/12
なな
16
カフェが舞台のお話だったので、手に取りましたが、自分には甘酸っぱすぎて気恥ずかしくなりました。高校生の恋愛模様に共感する歳ではないのだと実感してしまいました。小鳥ちゃんの言動をみていると、親目線で応援したくなりました。四つ葉カフェの雰囲気がとても好みです。実在したら通います。新くんには小鳥ちゃんに対して素直になってほしいです。2020/09/22
ぽてさら#アーニャかわいい
10
中学時代にいじめを受けた頃から心の拠り所となった「四つ葉カフェ」で働き始めた小鳥。星名三兄弟が営むこのカフェは恋愛禁止にも関わらず、小鳥は店長・伊織の優しさに惹かれていってしまう…小鳥の恋心や三兄弟のお互いに対する思いなど、ふわふわ~とした感じだけで終わらせないのも〇。 いちごサンドやオムライス、マドレーヌなど、料理の描写がとてもおしゃれで読んだら自分の気に入るカフェを見つけてみたくなる一冊。2022/02/22
にゃうぴょん
10
小鳥ちゃんが四つ葉カフェのバイトを通じて初恋、過去の辛い想いを乗り越えて成長していく姿に元気と青春の胸キュンな気持ちをもらえた気がしました。スイーツ達も美味しそうで楽しく読めました。2020/08/13