出版社内容情報
【アオハルすると腹がへる・・・! 鎌倉材木座の食堂を舞台に繰り広げられる、ままならない男子3人の青春ダイアリー!】
鎌倉材木座。今朝も朝焼けが美しい。海岸沿いに、朝4時半から開店している食堂「そのひぐらし」がある。
早朝勤務のサラリーマンから深夜業務帰りのデザイナー、サーファー風味の男や近所のご隠居さんなど、
あらゆる雑多な人々が訪れてはここで朝食を食べていく。
怠惰な店長に代わって店を切り盛りするのは、迷走高校生の水澄、エリート大学生の統一郎、ぱっと見軽いのに実は悩めるフリーターの流の男子3人。
学校やら家族やら仕事やら恋愛沙汰やら、様々な個人的事情を抱え、何かとうまく行かない不器用な彼らが精いっぱい、皆さまの朝の爽やかな目覚めをお助けいたします・・・!?
内容説明
鎌倉材木座。今朝も朝焼けが美しい。海岸沿いで朝4時半から開店している食堂「そのひぐらし」には、早朝勤務の勤め人から深夜業務帰りのデザイナー、自称サーファー、近所のご隠居など雑多な人々が訪れ、朝食を食べていく。怠惰な店長に代わり店を切り盛りするのはバイト男子3人。それぞれ悩みを抱えた彼らが精いっぱい、皆さまの朝の目覚めをお助けします!?
著者等紹介
相羽鈴[アイバリン]
新潟県生まれ。「1000キロくらいじゃ、涙は死なない」で2007年度ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
64
境遇がまったく異なる少年たちが働くのは、鎌倉・材木座にある食堂「そのひぐらし」。風景描写や心理描写がとても繊細で読み応えがあった。男性でも女性でも、共感できるポイントが必ずあるはず。何ということのない毎日でも、案外ドラマティックなことを気づかせてくれる。青春は若者だけの特権ではないことも。2019/07/25
よっち
34
鎌倉材木座の早朝から開店している食堂「そのひぐらし」。そこで働く不器用な3人のバイトたちと訪れる常連客たちのやりとりを描く青春小説。偉大な兄を持つ迷走高校生・水澄と幼馴染の関係、何でもそつなく大学生・統一郎の初恋、コミュ力は高い悩み多きフリーター・流の閉塞感が描かれてゆく展開で、ほろ苦い恋やなかなかうまく行かない人生だったり、実際にはそうそう上手くいくことばかりでもない現実があって、不器用な悩める彼らが怠惰な店長や同僚、そして常連客たちのフォローも得ながら向き合い頑張ろうとする姿は応援したくなりました。 2019/08/08
coco夏ko10角
22
鎌倉海岸沿いにある朝から営業している食堂・そのひぐらし、そこでバイトしてる男の子たちのお話。水澄と統一郎は青春だけど、流のお話はちょっと重かったな。2020/06/27
なな
13
タイトルと表紙イラストのコーギーに惹かれ手に取りました。朝食食堂そのひぐらしのバイト3人、水澄、統一郎、流の青春ストーリー。夏の間に読めてよかったです。夏休みの江ノ島や海岸の景色を思い浮かべながら読むと、自分も遊びに行ってる感覚になり、より楽しめました。性別も世代も全く違いますが、3人の青春真っ只中の感情が羨ましく眩しく映りました。店長も素敵な方でした。2019/08/28
にゃうぴょん
11
早朝から開店してる食堂「そのひぐらし」のバイト男子三人のお話です。個人的には二話目が好みです。2019/10/15