集英社オレンジ文庫<br> 宝石商リチャード氏の謎鑑定―夏の庭と黄金(ドール)の愛

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集英社オレンジ文庫
宝石商リチャード氏の謎鑑定―夏の庭と黄金(ドール)の愛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086802260
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夏の南仏プロヴァンスで、正義とリチャードの宝探しが始まる……!

きっかけは、リチャードに母のカトリーヌからメールが届いたことだった。
カトリーヌが正義に会いたがっているという。
どこで正義のことを知ったのかなど、分からないこともあり不審がりつつ、
正義はカトリーヌが夏のヴァカンスで滞在しているという、南仏プロヴァンスの屋敷を訪ねることに。
到着したばかりのリチャードと正義を前に、カトリーヌはゲームをしろと言い出した。
敷地中のどこかある32個の石を探し出せというのだが、
そこには一族の過去にもかかわる秘密が隠されていて……?

辻村 七子[ツジムラ ナナコ]
著・文・その他

雪広 うたこ[ユキヒロ ウタコ]
イラスト

内容説明

リチャードの母カトリーヌが正義に会いたがっているという。謎の少女オクタヴィアの思惑を案じ、正義はリチャードと共に、カトリーヌが夏のバカンスで滞在している南仏プロヴァンスの屋敷を訪ねる。到着したリチャードと正義に、カトリーヌは敷地に隠された三十二個の石を探し出すゲームをするよう要請してきて…?大人気ジュエルミステリー、第8弾!

著者等紹介

辻村七子[ツジムラナナコ]
神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン大賞受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

87
宝石商リチャード氏の謎鑑定その8。あらすじを見ておお~宝探しかと期待してたけど宝探しのシーンはあっさりしたものでした・・・。最後は気になる終わり方で次作に・・・。2019/01/29

カナン

81
日本を飛び出した正義を迎えたのは、人種差別、身分制度、骨肉の争いに内戦と、正に人間の醜悪さの大展覧会。リチャード一族勢揃いで視界は終始きらきらしく、だからこそより悲しく。二人は二人とも、相手が理不尽に傷つけられることが許せない。守らなければ。助けなければ。だってそうしないと壊れてしまう。まるで劈開性の高い鉱石が衝撃で砕けるように。金銭に換えられない絆という眩い輝きが損なわれるなんてあってはならない。夜明け頃、リチャードを永遠に「美しい」と云い続けろと正義に要求した彼女は、やっぱり気高く素敵なママンでした→2018/12/18

よっち

79
リチャードから母のカトリーヌが正義に会いたがっているとメールが届き、夏の南仏プロヴァンスのヴィラで正義とリチャードの敷地中のどこかある32個の石を探し出す宝探しが始まる第八弾。お兄さんたちとも普通に関わるようになっていた正義が、今度はリチャードの母・カトリーヌと対面。カトリーヌもわりと独特な価値観の持ち主のようで、それでも彼女は何だかんだ言いながらもリチャードの母で、リチャードのことを大切な存在と思っている正義のことを認めてくれたのかな。とはいえ最後にこれからまた何かありそうな結末で続巻が気になりますね。2019/02/01

66
シリーズ8作目。リチャードの母カトリーヌに招かれた夏の南仏での宝探し。オクタヴィアの思惑も見え隠れしながらも、正義がリチャードの側にいるのに相応しい人間なのか見定めようとしていたカトリーヌ。決して仲良しの親子という感じではないけれど、間違いなく彼女は母で、リチャードはその子なんだな。彼女のおかけで少し子供っぽい一面を見せていたリチャードも可愛かったし、それを支えようとする正義の頼もしさも感じられた。それにしても、未だに二人して「友達」認定だけで照れるとか。そして、ラストのまさかの展開。続きが気になる。2019/01/29

佐島楓

66
リチャードの母君カトリーヌさん登場。息子に生き写しの美貌を持ちながらその個性的(?)な性格でリチャードを悩ませる。苦労がしのばれたが正義がクッションになってくれているのがいい人すぎてなんともいえない。そしてまったく先の読めない最後の展開……なんてワールドワイドなライトノベルなのか!2018/12/22

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