出版社内容情報
正統な吸血鬼であるフォン・クロロックとエリカは、ある日、住宅街で少年に助けを求められる。少年に事情を聴くと祖父が大暴れしているというが……。表題作他2編を収録。
内容説明
正統な吸血鬼であるフォン・クロロックとその娘のエリカは、ある日、住宅街で少年に助けを求められる。現場では、窓からソファが飛び出す大惨事!!少年に事情を聴くと祖父が大暴れしているという。常人離れした力で暴れた祖父はそのまま行方不明になり…。表題作の他、『吸血鬼は化け猫がお好き』『明日はわが身と吸血鬼』の2編を収録した大ヒットシリーズ最新作!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。2016年、吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小梅さん。
13
今回はエリカ父のクロロックの活躍が多くて楽しかった。 かーっこいいんだから! 最初の、女優さんの話、最後の、彼らの登場が嬉しくてついガッツポーズ(笑) それにしても、最後の、あんな薬があったら、恐ろしくてたまらない。2018/05/13
蕭白
6
図書館に行く道中で読了。面白かったです。赤川次郎にはずれなし、です。2017/08/13
あーちょ
5
このシリーズ本、昔から大好きだった。読みやすいし、設定が現実離れしているのもよい。フォン・クロロック、なんだかかっこいいんだよなぁ。今回は薬の話がおもしろかった。2024/08/13
bookshelf_yt07
5
祖国を追われた吸血鬼のクロロックと人間とのハーフの娘エリカは、ある少年から大暴れした祖父が行方不明になったと聞く。二人が元をたどると、ある媚薬に行き着いた。他2編収録。 1話1話は短いけど、やはり面白い! 途中から読んだから、始めから読みたい。2023/09/19
うさぎ組
5
毎度お馴染み吸血鬼父娘の活躍するお話し。 最後の吸血鬼の誕生祝は、今世間でも問題になってることが題材にされてますね。嫁としゅうとの問題や上司からのパワハラだったり夫のDVだったり、考えさせられます。2018/02/09