出版社内容情報
銀座の店「エトランジェ」を閉め、正義の前から姿を消したリチャード。新しい店の主として現れたリチャードの師匠シャウルから、情報を得た正義はイギリスへ飛ぶ。美しき宝石商を苦しめる過去の因縁とは?
辻村 七子[ツジムラナナコ]
雪広 うたこ[ユキヒロウタコ]
内容説明
銀座の店「エトランジェ」を閉め、正義の前から姿を消してしまったリチャード。新たな店主として現れたリチャードの師匠、シャウルから情報を得た正義はイギリスへと向かう。リチャードの失踪の原因となった何かがある国へ。旅の途上、リチャードの親族と名乗る男ジェフリーが正義に近づいてきて?美しき宝石商を苦しめる過去の因縁と、「正義の味方」の決断は!?
著者等紹介
辻村七子[ツジムラナナコ]
神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン大賞受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナン
122
恋と愛の違いって何だ。どっちにしたって彼の国の言葉ではI love youでしかない。でも俺はお前に恋してない。だけど確かに愛してる。恋する人がいない世界は寂しいけど、愛する人がいない世界は息が出来ない。皆の人生を宝石のように変えてくれたリチャード。全ての人が宝石のように唯一無二なのだと教えておいて消えた人。英国まで追うと決めてからの正義の無謀で命がけの覚悟に思わず涙。前作でヘタレって云ってごめん凄いよ正義。諦念と失望の淵で輝きを失ったリチャードに、花が綻ぶような笑顔を戻してみせた正義にグッフォーユー!→2017/02/18
青蓮
111
続きが気になって凄い気勢いで読んでしまいましたが、何かもう、色々ご馳走様でした!って感じです。今回はリチャードのお家騒動で正義もなかなか頑張っていました。いつも通り空回りしてるところもありましたが。リチャードも正義もお互いを好きすぎるところがもうね、読んでて辛い(笑)今後はどんな展開になっていくのか、楽しみです。2017/12/14
ダイ@2019.11.2~一時休止
111
宝石商リチャード氏の謎鑑定その4。ないわけではありませんが謎鑑定はどこいったのっていう感じで今回はBLメイン?。次作は謎鑑定の方をお願いします。2017/04/13
ううち
93
第4弾。これはもう愛でしょう。博物館での再会がドラマティックでした。正義のプリンは偉大である。リチャードが可愛いすぎてニヤニヤしてしまった。2018/03/20
ひめありす@灯れ松明の火
87
う、うーん。二人がそれでいいなら私はそれでいいんだけど。空回りヒーローと、彼が傍に居なければ微笑む事もできないヒロイン(男)そのホワイトサファイアって超長い時間かけて作るとめっちゃ綺麗に作れるという砂糖結晶の別名とかじゃないよねえ……?多分その感情の正体は「LOVE」で正しいのだとおもう。だって、この国ではそれを「今夜は月が綺麗ですね」「あなたの為なら死んでもいい」と訳したのだから。あなたがいない世界なんて俺がいても何の意味もなくて。逆にあなたがいるのならこの世界の全てが急に美しく見える。きっとそういう事2017/06/11
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