出版社内容情報
花屋で働く永山緋桜乃は、もと極道の祖父が立ち上げた会社「NDY(なんでも屋)企画」の仕事も手伝う。ある日、訳ありそうな女性・ありさに遭遇するが、彼女はDVをくり返す恋人から逃げてきたようで──?
内容説明
もと極道の祖父が起ち上げた、義理と人情を守るための会社「NDY企画」。孫娘の緋桜乃は否応なく家業を手伝わされている。思いを寄せる青年・菅野は周りからの評判は最悪で、祖父が勝手に婚約者指名した青年実業家の堺はしつこいし、幼馴染みの三塚は相変わらず意地悪で…そんなある日、祖父は冴えない男性を連れてきて、「今日からおまえの夫だ」と言い出し!?
著者等紹介
響野夏菜[ヒビキノカナ]
埼玉県出身。1991年『月虹のラーナ』で第18回コバルト・ノベル大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりこんぐ
46
シリーズ2冊目。さて、「夫」になったのは誰なの?? 前回からの片想いのお相手菅野さんが、予想以上のヘタレだったとは。なのに憎まれ口ばかりだったあの人が、なんともかっこいい(〃ω〃) ちゃんと夫婦になる日が来るのでしょうか。続きが読みたい♪【積読16】2021/01/29
ありす
38
タイトルの『夫』にはちょっと拍子抜け。前作よりも姐さんが板についてきた緋桜乃。そしてイヤイヤと言うよりは自ら家業を手伝うようになっていました。ただ、本作は義理人情よりも、恋の方が楽しめた。特に三塚!ドストライクです(≧∇≦)もぅ最後はキュンキュンしちゃいました。玲音も可愛いし、こんな二人が付いている緋桜乃が羨ましい。反面、菅野にはガッカリでした。続編でないのかな?緋桜乃と三塚のやりとりをもっと見ていたい。【任侠事件簿シリーズ2作目】2020/01/07
佐島楓
37
うーん、緋桜乃の一般人としての姿と、姐さんのときのギャップが激しすぎる気がします・・・。それにこういう事件を狭いシマで繰り返していて、のちのち大丈夫なんでしょうか?2016/06/21
Walhalla
32
シリーズ2作目です。なかなか男運の悪い緋桜乃さんですが、本命(と思われていた人)にようやく辿り着いた感じですね。姐さんの装いも堂に入った構えになってきましたし、続きが出れば読んでみたいです。あと、照代さんのネットワークの威力も面白いですね。2020/07/30
た〜
22
いつの間にか続編出ていたのね。兼業姐さんの女子力の低さ男を見る目の無さ、何より鈍感さが愉快。「おじいちゃんの犬」の報われ無さと言ったのもう(笑)。愛しのハッピーの糞っぷりは、もはやなんと言ったら良いやら。1話目のライオン坊やの純情漢気もいい感じ。2話目の悪役、本気で悪人2018/05/02