出版社内容情報
永山緋桜乃、26歳。実家が元ヤクザのためか、職も彼氏も長続きしない。しかし人情味溢れる祖父は、組を解散したものの、東京下町で「NDY企画」というナンでも屋を経営、緋桜乃に跡を継げと言い出し…!?
内容説明
極道だった実家のせいで、彼氏も仕事も長続きしない緋桜乃は、現在花屋のアルバイト。そこに整った顔に銀縁メガネをかけた男性客が現れた。祖父が義理と人情を守るため、東京下町に立ち上げた会社「NDY企画」への帰還の合図だ。いやいや帰った緋桜乃は、唐突な見合いを強要された上、結婚詐欺の被害者を救済しろと言われて―!?義理と人情の下町事件簿!
著者等紹介
響野夏菜[ヒビキノカナ]
埼玉県出身。1991年『月虹のラーナ』で第18回コバルト・ノベル大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えりこんぐ
52
これ結構好き。主人公の実家は元任侠、現在は悪から人助けをする会社『NDY企画』。ヤクザな家とは距離を置きたい緋桜乃だけど、姐さん着物とヘアメイクで別人格になって、見事解決。単純だけど、悪が成敗されるのってスッキリ✨ 緋桜乃とくっつくのは誰なのかも気になる!【積読7】2021/01/13
佐島楓
37
極道を継ぐつもりはないのに、結果的に「姐さん」となり、事件を解決してしまう巻き込まれ型のロマンティック(?)コメディ。特別暴力的なシーンはないので、読みやすい。食えないわりになぜか親切な堺と緋桜乃の関係はどうなるのか?2015/09/07
Walhalla
33
主人公の緋桜乃さんですが、ある時は花屋のアルバイト店員、またある時は極道一家の姐さん。なんだか、仮面の剣士『ラ・セーヌの星』みたいで格好いいですね。登場人物もみなさん個性的ですが、やはり緋桜乃さんの表と裏の顔のギャップが面白いです。続編もあるようですので、読んでみたいと思います。2020/04/01
ありす
32
【シリーズ1作目】元極道一家による義理と人情の任侠事件簿。実家の家業が嫌で飛び出し花屋でバイト中の緋桜乃。度々の帰還命令で実家『NDY(ナンでも屋)企画』の仕事を手伝うことに。結婚詐欺にオレオレ詐欺、ストーカー事件を解決。どのキャラもたっていて面白かった。特に緋桜乃の姐さんキャラへの変貌はなかなかの見応え。家政婦の照代さんも侮れず、照代さんネットワークが凄すぎて、ほんとにただの家政婦さん?って感じ。元『指定』の『ヤ』のオヤジであるおじいちゃんの、義理と人情の熱い気持ちは、昔ながらの下町のよさを感じた。2019/12/23
た〜
28
基本設定に惹かれて。面白くはあるけれど、思ったより平凡。「姐」な時の凄みがイマイチなところが残念。悪役もいかにも小悪党。いろいろな意味でもっとはっちゃけたほうがいいと思う2015/07/24




