出版社内容情報
ジュリエットは仇敵・モンターギュ家のロミオと出会い、両家のため彼との結婚を考える。だが、自分を守ってきてくれたティボルトに猛反対され、「恋をするなら俺にしておけ」と抱かれてしまい……?
内容説明
キャピュレット家の令嬢ジュリエットは、親子ほども年の離れた相手と政略結婚させられそうになっていた。ある舞踏会で仇敵・モンタギュー家のロミオと出会い、「両家の諍いに終止符を打ちたい」と救婚される。彼の考えに共感したジュリエットは求婚を受け入れるが、ずっと自分を守ってきてくれた従兄のティボルトに猛反対され、「恋をするなら俺にしておけ」と抱かれてしまう。さらには監禁され…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝶よ花You
39
「ロミオとジュリエット」の世界観をこちらのジャンルで描くと…こうなる(笑)。ロミオとジュリエットが元ネタではありますが、ロミオはこの作品の主たる煽り役。この作品では主役の一人となるティボルトを煽る煽る。本人に煽る気は無いんですが、ロミオは原作と設定は同等と考えて頂き、そこにジュリエットのいとこであるティボルトがジュリエットを実は愛していたという設定が加われば…?そりゃぁ、このジャンルとして美味しい展開が多数頂ける訳でございます(笑)。このジャンルって好き嫌い分かれやすい作品が多いですが、こちらは良作では。2015/11/25
幸音
12
表紙買い。キャピュレット家の令嬢ジュリエットと従兄のティボルト。ロミジュリ異聞とあるけど、原作を詳しく知らないので読むまでティボルトが誰なのか分からなかった。ティボルトは最初は優しくしてるのに、ロミオとの密会を誤解して以降は執着が深くなっていっておいしい。終盤はジュリエットのしたたかさが顕著になって面白かった。そして父親や大公がひどい。中のイラストが上品な色気で可愛らしい。元々色気のあるイラストの人だからこのジャンルで見られて嬉しい。欲を言えばロミオやポンム夫人もイラストで見たかった。2015/08/09
六花
9
ロミ×ジュリだけど、ヒーローはティボルト。ティボルトといえば血気盛んなただの脇役のイメージしかなかったけど、野性味溢れるイイ男だった。ロミオに嫉妬してジュリエットいじめちゃうとか、いいな、好きだなこーいうの(≧∇≦)!イラストもめっちゃ綺麗。でも爽やか腹黒のロミオのイラストがどうしてないの⁉︎(/□≦、)2016/07/11
getsuki
8
「異聞」の意味はこういうことだったのかと納得。なんとも不器用なヒーローだが、これはこれであり。ジュリエットはというと「欲しいものは手に入れる」と言い切ってしまうしたたかさにちょっと噴いた。恋は人を変えるのか。余談だがヒーローの裸体、バランスの良い筋肉の質感が実に良いものでした、絵師さんGJ2015/08/03
tona
5
シェイクスピアも驚き。2016/05/01