出版社内容情報
男装して身代わり領主にされたダーナ。味方のいない日々に傷つき、夜ごと森をさまよう。森で出逢った男性に激しく求められ、初めての恋を知ったダーナだが、彼の正体が敵の領主グリフィスだと知り!?
内容説明
行方不明の兄の身代わりに、男装してウェントワースの領主にさせられたダーナは、孤独な日々に疲れ、森をさまよっていた。森で出逢った青年に激しく求められ、恋に落ちたダーナ。お互いの身分を知らないまま、彼の手で熱く乱されて、初めての快楽を知る。だが、彼は愛してはいけない人だった…。青年の正体が、対立するプリンモアの領主グリフィスだと知ってしまったダーナは、敵地に捕らえられ…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デイジー
11
★★☆☆☆古本 ドラマティックな仕立てで、幾層にも織り込まれた伏線。だが、プロットが重厚な割に、逢引の場面などは結構ちゃちだし、ヒロインのキャラはブレるし、チグハグさを感じる。ヒロインの受けた仕打ちに読後感はスッキリとしないし。設定も、歴史小説にするならともかく、TLとしては盛りすぎな感じ。愛と再生、みたいな壮大なテーマはありそうだけど、私的にはイマイチ。2023/01/13
夜雨
9
読み始めは何か読みにくいというか、いまいちだなと思いつつ、途中放棄するほどでもなかったので読み進めていたら、いつの間にか引き込まれてました。ドラマチックな展開で、傷ついたふたりが出会って癒されていく過程が秀逸でした。2015/04/26
のんたん
6
領主の娘の割には、言葉遣いが庶民的なヒロインが気になったけど、きちんと育てられていなかったからかな。なんとなく読みづらい文章なんだけど、ストーリー展開は好みだったし、気になるツボはきちんと押さえられたラストに満足…(*^_^*)欧米のロマンス小説張りの展開だったぁ。2015/05/04
鳥野 翼
6
この物語は、『ロミオとジュリエット』と半分『オペラ座の怪人』が入ってたね。 ヒーローのグリフィスの顔の半分に、焼けただれた痣があるから、『オペラ座の…』が連想された。 だけど、舞台は英国の領土争いをする敵同士の『ロミオとジュリエット』式のラブストーリーだったね。 また、ヒロインのダーナの出生の秘密とか英国貴族の抱えてた秘密などが生々しく描かれていて、本当に映画のようにドラマチックに描かれたラブストーリーでした☆2015/03/21
でんか
5
うーんなほう。文章は読みやすくはない。ベテランさんなので、私がこのひとの文章に合わないだけなのだろう。男装もののカテゴリでいいのかな。好きなカテゴリだが、ヒーローがアカン。最初、お互いの名を偽ってヒロインと関係をもったあと、男すがたのヒロインと合ったヒーロー、別人格!?というほどヒロインを手ひどく扱う。なんで~?!ヒロインは、ヒーローだけでなく、身内にもひどいことされてるので、読んでてなんかもう、つらくてつらくて。そんなわけでアカンかった一冊。 2017/10/13
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