内容説明
見た!聞いた!伝えた!細やかな視線と大胆な行動力、ときに命がけのニュースキャスターの20年の記録。
目次
だから現場―奥尻島震災
先天性命がけ症候群
明り窓の碑―田中角栄キャンペーン
イメルダの夢
謎の戦場ジャーナリスト、アラン
聞くということ―和歌山カレー事件と本庄保険金殺人事件
望郷―ロスの日系老人ホーム
権威の皮膜―クリントン大統領単独会見
エイズの内側と外側
丸腰日の丸隊―カンボジアとザイール
ワイドショー的同行記―小泉総理初訪米
グラウンド・ゼロのマキャベリ
北朝鮮の結婚談義
写真のなかの記憶―ベトナム戦争
著者等紹介
安藤優子[アンドウユウコ]
1958年生まれ。交換留学生としてのアメリカ留学を経て、上智大学外国語学部比較文化学科在学中(現・国際教養学部)からテレビ朝日の報道番組にキャスターおよびリポーターとして携わる。初めての報道番組「今、世界は」(テレビ朝日系)では、“連帯”発足当時のポーランド、ソビエト連邦、フィリピンの米軍基地潜入ルポなどの取材リポートを担当する。その後「TVスクープ」、テレビ朝日系「ニュースステーション」、フジテレビ系「スーパータイム」「ニュースJAPAN」を経て2000年4月から同系「スーパーニュース」のメインキャスターになる。さらに2007年4月よりスタートしたフジテレビ系「新報道プレミアA」に出演し、キャスターとしての手腕を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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糜竺(びじく)
39
ニュースキャスターとして有名な安藤優子さんが記したエッセイです。アメリカの大統領のインタビューから、東南アジアやアフリカなど貧しい国での取材、国内でも災害地や殺人容疑者へのインタビューなど、安藤さんは世界各地の現場に飛び回っている事が分かりました。そして、その現場での状況、エピソードが分かりやすく記されており引き込まれました。個人的には、「明り窓の碑」「望郷」の章の話は、心に非常にぐっときました。最近はここまでプロって感じの女性アナウンサーは少ない気がします。ぜひ、今後とも頑張って頂きたいです。2015/06/13
みな
1
あのね、ひとつだけ言えることがある。平和ってね、求めるもので、それも求める皆が求めて、苦しんで、得るものなのね。平和を支援するっていう行動はないのよ。平和は求めて行動して初めて現実になるの。その求める段階を平和維持活動だと私は思うから、頑張るわけよ。そういうこと2008/10/11
悪えり
0
この人のことは好きでも嫌いでもないけど、働く女性として共感することは沢山あった。テレビで見てる範囲では、もっと気が強くてとっつきにくくて、先輩にいたらめっちゃ気使うやーん、って思ってたけど「あたしと一緒やん」って思うところが沢山あった。この本の感想としては、「結婚までの腰掛けでしか働いたことないやつに言われたくない。でも、この人には相談に乗って欲しい。」2016/01/03
てつてつ
0
1958生まれ、自分と比べると・・・著者も感じていたかもしれない、不安を持ちながら駆けずり回っている自分を客観的に見る時の沈みそうな気持ちが痛いほどよくわかる。でも、TVはそれを待ってはくれないし 待つつもりもなさそうだ、次は「ひるまない」を読みたい、この後、2010までの6年間のエッセイをまとめたものらしい、楽しみだ。2013/09/02
PE
0
ジャーナリズムはむずかしいよね。2009/09/26