集英社be文庫
おしりのしっぽ―旅する私のふしぎな生活

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086500821
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

この十数年のうち、飛行機に乗った回数はゆうに千回を超えているし、その飛行時間を考えると、めまいがするわ。とにかく飛行機の移動を嫌っていうほどしているわけ。例えばね、最近行った移動は、ドイツ、イギリス、ドイツ、エジプト、ドイツ、フランス、ドイツ、イタリア、ドイツ、日本。28日間でこれだけ移動し、飛行機に乗った時間は42時間くらいかな。こんなことをずーっと続けているんだもの。腰は痛めるわ、骨盤はゆがむわ、最近はエコノミー症候群ってな病気も心配だわで、仕事以外で海外に行くなんて体もちましぇん。「休日くらい家で休ませてよー」と世界の中心でもどこでもいいから叫んでしまいたい私なのである。

目次

ぐっど、もーにんぐ!朝だよん
朝の儀式
朝のひととき
おねだり下手の梅干しばばあ
お掃除ってなんだかな
昼メシ前の朝メシなのだ
アイラブ卵かけご飯ちゃん
なにもしない贅沢
長編。やるきになってみたものの
意外なことに私って…〔ほか〕

著者等紹介

竹内海南江[タケウチカナエ]
群馬県出身。12月1日生まれ。TBS「世界ふしぎ発見!」に、番組開始の翌年1987年11月にミステリーハンターとして初登場。以来、現在まで出演回数190回を超え、世界95カ国以上を訪れレポートした。現在も同番組のメインレポーターとして1年のうち半分近くは旅に出る生活を続けている。その体験をもとに講演会も数多くこなす。また文筆活動もこなし、小説『冬虫夏草』『アフリカの女』『うたかたの月』(幻冬舎)、散文写真集『グリオの唄』(ブルース・インターアクションズ)を出版。2004年には、初の舞台「ID‐ZERO」に出演。公式webサイト「かなな共和国」では写真や小説等の発表をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みさどん

12
筆者の海外とは比べ物にならないけれど、海外旅行あるあるには共感。少ないスタッフとスケジュールをこなすレポの遂行には、自己管理や初対面の人とのコミュニケーション、他国の文化理解などなど、たくさんのスキルをもってらっしゃるからこその、このキャリアだと思われる。このエッセーではそんな苦労は書かれていないけれど。楽しめた。2016/12/29

アルパカ

6
語りかけてくるエッセイ。海外ロケはなんと5人で行っているそう。最近すっかり「世界ふしぎ、発見」を見なくなってしまいましたが、竹内さんの元気な声と語り口が印象的でした。服は自前、飛行機に長時間乗るので腰痛になるなど苦労も多いだろうけど、やっぱり羨ましい。好きな国ベスト3など選べない、と。キッパリ言いきっているのに驚きました。2020/11/25

てくてく

6
憧れたことのあるミステリーハンターの竹内さんによるエッセイ。ロケの合間にせっせと文章を書いているためか、時に、ひたすら文章を埋めている、という印象を受ける箇所はあったが、それでも、いろいろな場所での仕事を行ってきただけあって、バイタリティを感じることができた。2017/01/15

あさみ

5
世界不思議発見のミステリーハンター、竹内海南江さんのエッセイ。日本にいる時の生活や海外で滞在したホテルでのエピソードなどを、ユーモラスに描いています。近所のカラスや自宅の掃除機のエピソードは、鳥や機械相手に、まるで人とやりとりしているかのような文章が面白い。本当に日々を楽しんでいるなぁ、という気がします。ちなみに、ミステリーハンターの時の衣装は、全て自前だそうです。ご本人は「服装に無頓着になったと思う」というような事を書かれていますが、十分おしゃれだと思います…文体は話口調で軽いので、あっさり読めます。2016/08/14

パンダネコ

3
世界ふしぎ発見!のミステリーハンターの著書。長らく見ていないので今も現役かは不明。旅の頻度や距離が半端ないですね。順能力と頑丈さが羨ましい。2016/06/18

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