集英社ｂｅ文庫 イギリス的「優雅な貧乏暮らし」の楽しみ

吉谷 桂子/吉谷 博光【著】

集英社（2003/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 188p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086500449
• NDC分類 590
• Cコード C0176

内容説明

広告業界の人気デザイナーがロンドンで魅せられた、目からウロコの「眺めのよい」生活。おしゃれで賢いイス、茶碗、庭、料理、シャツｅｔｃ．不況の日本に効かせたい。

目次

１章　イギリスで暮らしの“美”再発見（イギリスで見つけた価値観；花咲く庭の魅力、枯れゆく庭の美しさ　ほか）
２章　イギリスを味わう（焦げちっくなトースト；卵料理も食べ方もさまざま　ほか）
３章　進化するイングリッシュガーデン（ガーデンの基本・カラースキームに革命が！；見せる楽しみ・コンテナガーデン　ほか）
４章　イギリスで知った暮らしの楽しみ（庭の切り花の贅沢；景色に花を飾るには　ほか）

著者等紹介

吉谷桂子［ヨシヤケイコ］
１９５６年東京新宿生まれ。日本大学芸術学部卒業。商業デザインのアートディレクションなどで活躍。９２年夫・博光と共に英国に移住。イギリスにある２００カ所の庭を訪ね、フランス、イタリア、日本などの名庭も取材。現在園芸研究家、ガーデンデザイナー、文筆業

吉谷博光［ヨシヤヒロミツ］
１９５４年東京神田生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。広告代理店勤務の後、１９８１年フリーランスデザイナーとして独立。バブルを堪能した後、１９９０年「隠居の前借り」と称して渡英、古典絵画技法を学びつつも、庭とお茶の日々を過ごす。１９９８年帰国。空間デザインとしてイナックスＸＳＩＴＥＨＩＬＬ、王子製紙ショールームＩＮＴＥＲＳＰＡＣＥなど。舞台・舞台衣装デザインとして新日本フィルハーモニー、オペラ、コシ・ファン・トゥッテ、フィガロの結婚など。ディスプレーデザインとして西武デパート、ティファニー銀座本店、グッチジャパンなど。プロダクトデザインとしてイナックスの植木鉢、服部セイコー商品パッケージなどを手がける
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[智湖@ベルばら同盟副会長]

堅実なイメージとは裏腹に、現金をあまり持たないイギリスの一般人の暮らしぶりは景気につれて如実に変化する。しかし、はっきりしているのは、英国人がささやかで取るに足りないものを愛し、それを楽しむ力を失わないということだ。庭を耕し、鳥に餌をやり、お茶を飲みながらお天気の話をしたり、自然の中を散歩する。身近でお金のかからないことばかりだが、どんな暮らしでも豊かな楽しみの宝庫にしてしまう視点に満ちている。経済復興の原動力もここにあるのだろう。「貧乏の楽しみ」を大事にする英国人は本当の意味で堅実な人々なのだと思う。

2023/02/27

[みとと50]

何が良いって、イギリスのキッチン！清潔で機能性にあふれながら且つ美しい。あのオーブン欲しいなぁ。洗剤も国内・海外問わず優れたものを使うとやめられなくなる感じわかります。気分転換に良い本でした。

2012/11/10

[ぴよっ子@読書停滞中]

う～ん。まとまりがなくてよくわからなかった。正直。そうなんだ～て感じだった。

2011/12/19

[kei]

☆☆☆☆

2012/08/23

[音色]

居心地のいい家造りこそ最高にクリエイティブな芸術、と著者。確かに。家事も料理も手が込んだことはしない、人を招いても内容を頑張らない、そこがいい。長くいる家にこそ満足度が高いほど人生の満足度も上がると思う。庭まで手が回らないが、してみようかなという気にさせられる。

2017/04/01