ダッシュエックス文庫 俺とアイツは友達じゃない。

斎藤 ニコ【著】

集英社（2025/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 324p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086315999
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

友達ゼロ、恋愛経験もゼロのぼっち高校生・黒木陽。
学校では目立つこともなく、一人でゲームをして過ごす日々。
卒業するまでずっとこのままでいい。そう思っていた陽だったが、「ねぇ、黒木くん。シようよ、一緒に」――ひょんなことからスクールカーストトップの超絶美少女・藤堂真白に絡まれるようになっちゃった！
ほど良い距離を保ちたいのに、真白の無邪気さを前には手も足も出ない。さらには周りからも変に一目置かれちゃう始末で……。
万年ぼっちには眩しすぎる学校生活がはじまった！
＜陽キャ美少女×陰キャゲーマー＞凸凹コンビがおくる秘密の青春ラブコメ開幕！

内容説明

友達ゼロ、恋愛経験もゼロのぼっち高校生・黒木陽。学校では目立つこともなく、一人でゲームをして過ごす日々。卒業するまでずっとこのままでいい。そう思っていた陽だったが、「ねぇ、黒木くん。シようよ、一緒に」―ひょんなことからスクールカーストトップに君臨する超絶美少女・藤堂真白に絡まれるようになっちゃった！ほど良い距離を保ちたいのに、真白の無邪気さの前には手も足も出ない。さらには周りからも一目置かれちゃう始末で…。万年ぼっちには眩しすぎる学校生活がはじまった！陽キャ美少女×陰キャゲーマーの凸凹コンビがおくる秘密の青春ラブコメ開幕！第４回集英社ＷＥＢ小説大賞〈奨励賞〉受賞作！

著者等紹介

斎藤ニコ［サイトウニコ］
別名義・天道源（てんどうげん）。ライトノベル作家。受賞をしたり、ＷＥＢ連載をしたり、書籍化をしたりしている。本作は「集英社ＷＥＢ小説大賞　奨励賞」受賞作品（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[オセロ]

ラブコメのど真ん中って感じで良かったですね。 陰キャラぼっちの黒木陽と元芸能人で陽キャ美少女の藤堂真白。対極に位置する2人がふとしたことから黒木が得意なゲームが共通の趣味だと分かり、始まった2人の交流。これと言って目新しいことはないけれど、何と言っても黒木と真白の距離感が絶妙で、特に後半の展開は良かったですね。付き合うまで秒読みの気がしますが、続きも楽しみです。

2025/05/09

[よっち]

学校では目立たず一人でゲームをして過ごす日々を送っていたぼっち高校生・黒木陽が、人気者の美少女・藤堂真白とゲームをきっかけに交流が生まれていく青春小説。うっかり密かにゲームをしていた真白を目撃したのをきっかけに、立ち位置の違いを気にせずたびたび絡んできて、家にまでやってくる彼女に戸惑いを覚えながら、妹も交えて交流を積み重ねる日々。彼女の思わぬ苦悩を知って、自己肯定感の低さに逃げ出しそうになりながら、それでも勇気ある一歩を踏み出して、ふっきれて変わりつつある2人の関係がこれからどうなっていくのか楽しみです。

2025/04/25

[サキイカスルメ]

ある出来事から、自称一般人な美少女藤堂真白とゲーム仲間になった黒木陽のお話。じれじれすぎて本人たちはラブ未満のつもり、でも見てる側からは完全にラブコメなの良い！！主人公は自己肯定感低めで自分が関わると臆病になりますが、相手への態度や言葉自体は真っ直ぐなところが美少女から好かれそうよなと思いましたね。覚悟決めたら強そうな感じが主人公だなって。ヒロインは、高いスペックとそれのせいで本来の天真爛漫さを発揮できず窮屈だったところを、自由にしても受け止めてくれそうな彼と出会って色々全開になっちゃうの可愛かった。

2025/05/09

[真白優樹]

元芸能人な少女と、陰キャなぼっちゲーマーの少年が共にプレイするゲームで繋がり始まる物語。―――色眼鏡ではなく自分自身で、共にある君へ。　少女の無邪気な押しの強さに振り回されたりしつつ、躊躇いも建前もおいておいて踏み出していく物語であり、正に遠回りでもどかしい、ほのかに甘い恋路が見所である。今は未だ対等な仲間として、向かっていくのは夏休み。イベント満載であろうその季節に、二人の関係はどう変化していくのか。結ばれるには色々課題はありそうな中、二人の関係はどうなってしまうのか。 次巻も勿論楽しみである。

2025/04/29

[たまご]

他人の目を気にせずグイグイと絡んでくる真白に対し、自らを卑下し距離を取ろうとする陽。そんな二人の焦ったい関係がブッ刺さる。とにかく真白の一挙手一投足が可愛い。ガードが硬そうに見えて、色々緩いとこなんかほんと最高です。そんな眩しさに耐え切れず真白を遠ざけてしまう陽ですが、自らを変える為勇気を出して歩み始める。真白は真白でやはり悩みがあり、お互いが本音をぶつけ合いながら関係構築をして行く展開も素晴らしかった。対等な仲間になった二人が、今後どのようになって行くのか？今年読んだ中では一番好きなラブコメ作品！

2025/04/29