ダッシュエックス文庫 彼女（あいつ）は窓からやってくる。―異世界の終わりは、初恋の続き。

さちはら 一紗【著】

集英社（2024/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 344p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086315586
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

俺、陽南飛鳥には悩みがある。
異世界から現代に帰ってきたせいで、高校で浮いてしまったこと。
そして、隣に住んでいる彼女――文月咲耶が窓から俺の部屋にやってくることだ。
咲耶は同級生であり、かつて異世界で敵として戦った魔女でもある。
彼女は俺に負けたことを根に持って、今でも突っかかってくるのだ。
俺の願いは平穏な日常を手に入れること。
そのためには、二度と突っかかってこないよう、彼女をもう一度負かさなければならない。
俺は咲耶と再び勝負を始め――その中で彼女の秘密と、俺に会いにきていた本当の理由を知ることになる。
これは、異世界で最低な出会い方をした俺たちが、最高の青春を手に入れるまでの話だ。

内容説明

俺、陽南飛鳥には悩みがある。異世界から現代に帰ってきたせいで、高校で浮いてしまったこと。そして、隣に住んでいる彼女―文月咲耶が窓から俺の部屋にやってくることだ。咲耶は同級生であり、かつて異世界で敵として戦った魔女でもある。彼女は俺に負けたことを根に持って、今でも突っかかってくるのだ。俺の願いは平穏な日常を手に入れること。そのためには、二度と突っかかってこないよう、彼女をもう一度負かさなければならない。俺は咲耶と再び勝負を始め―その中で彼女の秘密と、俺に会いにきていた本当の理由を知ることになる。これは、異世界で最低な出会い方をした俺たちが、最高の青春を手に入れるまでの話だ。

著者等紹介

さちはら一紗［サチハライチサ］
関西生まれ、ＷＥＢ小説育ち。ＷＥＢで魔女がヒロインのラブコメ小説を書いていたところ、声をかけられライトノベルデビューする（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[オセロ]

たしかにこれは純愛ですね。 異世界で勇者だった陽南飛鳥と魔王の幹部の魔女だった文月咲耶。現実世界に戻ると二年が過ぎていて、そんなことあるかなっていうのもきちんとした理由があるからこそ頼れる相手は2人だけという状況に加えて互いに抱えてる秘密があって。様々な感情をぶつけ合うバトルはグッとくるものがありましたね。

2024/07/07

[わたー]

★★★★★これはまさしく純愛だ。窓からふわりとやってくる彼女は、勇者であった主人公の宿敵である魔女にして、死闘の末にともに異世界から帰ってきた帰還者仲間で、学校では優等生を演じているとんでもない猫かぶりで、そして…という、既に終わってしまった物語のエンディング後を描く物語。今更、友人関係であると言い張るには好意が駄々洩れで、そんな不器用な二人の姿をニヤニヤしながら読んでいたのだが、所々あった不穏な描写が中盤以降、一気に襲い掛かってきて、ひ…人の心とかないんか？と思うこと幾度か。

2024/07/01

[よっち]

異世界から現代に帰ってきて2年遅れで復学した陽南飛鳥と文月咲耶。異世界で敵として戦った勇者と魔女が、同級生として高校生をやり直し始める青春小説。かつての同級生で異世界では宿敵として戦い、どうにか一緒に帰ってきた何とも複雑な関係。窓から部屋にやってくる彼女の飛鳥への執着と、不器用に友人関係となった2人が知ってゆくお互いが抱える秘密、そして会いに来ていた本当の理由。役割を演じることしかできない不器用な咲耶と彼女を気に掛ける飛鳥の閉じた関係、それに彼を取り巻く周囲の人間関係を絡めた構図がなかなか良かったですね。

2024/06/25

[しぇん]

始まり方からギャグ要素の強いラブコメなのかな？と，思っていたらどんどん重い話が出てきて驚きでした。お互いの想いも重過ぎましたが、そこが良かったのかなと。続きの伏線は残されてますが無事でますかね？

2024/08/07

[和尚]

読了、面白かったです！ 異世界帰りの二人が、現代に戸惑いながらのラブコメというあらすじを見つつ読み始め、思った以上の共依存、そして純愛の物語でしたね、とても良かった！ 最初から最後まで好みでした エピローグの挿絵もめちゃくちゃ素敵！ 色々触りだけ触れられた部分や、深堀されそうなあれこれのためにも、2巻是非とも楽しみにしております。

2024/07/06