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出版社内容情報
大陸全土を襲ったすさまじい凶作は、神の降臨が近づいていることを知らせる予兆だった。
最後の魔物ズメイは夜と闇と死の女神ティル=ナ=ファを降臨させる儀式にとりかかり、
使徒メルセゲルは異神アーケンを降臨させるべく策を巡らす一方、流血と混乱の渦を生みだそうと暗躍していた。
いずれの神が現れようと、人間が滅び去るのはまぬがれない。
ティグルたちは彼らのたくらみを阻むべくヴォージュ山脈へ急ぐ。
だが、彼らがたどりついたとき、ヴォージュの山々は禍々しい瘴気を噴きだしていた。
星に矢を届かせようとする願いからはじまった若者の物語は、終局へと向かう。
ティグルとミラ、リュディは新たな未来を手にすることができるのか。
内容説明
大陸全土を襲ったすさまじい凶作は、神の降臨が近づいていることを知らせる予兆だった。最後の魔物ズメイは夜と闇と死の女神ティル=ナ=ファを降臨させる儀式にとりかかり、使徒メルセゲルは異神アーケンを降臨させるべく策を巡らす一方、流血と混乱の渦を生みだそうと暗躍する。ティグルたちは彼らのたくらみを阻むべくヴォージュ山脈へ急ぐ。だが、彼らがたどりついたとき、ヴォージュの山々は禍々しい瘴気を噴きだしていた。星に矢を届かせようとする願いからはじまった若者の物語は、終局へと向かう。ティグルとミラ、リュディは新たな未来を手にすることができるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
大陸全土を襲ったすさまじい凶作は、神の降臨が近づいていることを知らせる予兆だった。ティグルたちは最後の魔物ズメイや使徒メルセゲルのたくらみを阻むべくヴォージュ山脈へ急ぐ第十二弾。ムオジネル侵攻の事情を見抜いたソフィーの機転と、キュレネー侵攻に苦戦するブリューヌを救った思わぬ救援。一方で魔物ズメイとミラ、リュディ、使徒メルセゲルとティグルのそれぞれの因縁に決着をつける戦い。今回ヒロインたちとの関係は最終的にどういう形で決着をつけるのかと注目していましたが、流石に王にでもならないといろいろ難しいですね(苦笑)2022/10/28
彼方
10
神の降臨の予兆による大陸全土を襲った凶作。各地がその影響で荒れながらも、ティグルたちは元凶を絶つべくヴォージュ山脈へ向かう…ミラのメインヒロインに据えた凍漣シリーズもついに完結。クレイシュ率いるムオジネル軍VSソフィー&オルガの戦が面白かったり、ようやくズメイも滅んだなぁと…でもいつか復活するんですよね…。正直ラストもレギンの心境とか、本編ほど綺麗な終わり方ではなくて少し複雑な気持ち。何なら数年後で子供産まれるくらいしても良かったのでは…? パラレルの示唆といい、何かメタい…ともあれ完結お疲れさまでした。2022/09/30
ご主人様見習い
5
完結。 国同士の戦争や魔物との対決とか詰め込んだな。 神の復活阻止の話なんで明るいいちゃつくシーンはなかった。2024/08/04
みどり
5
いやはや、こちらも、詰め込んで無理やり終わりにした感が半端ない。 次のシリーズもあるらしいが。 ただ、一応生存確認はとれていたので、いいのか??2022/10/19
Abercrombie
4
最終巻。ティル=ナ=ファとアーケン、2柱の神の降臨を阻止するべく挑む最後の闘い。ちょっと詰め込み過ぎなところはあるけど、伏線回収しつつすっきりした王道決着になったと思う。ただ主人公用済み感に満ちたこの結末は、英雄譚としてはあまりにも寂しい。2022/12/31