ダッシュエックス文庫 電波的な彼女 （新装版）

片山 憲太郎【著】

集英社（2020/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 324p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086313742
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

人の心の闇を描く、電波系サスペンス、片山憲太郎の衝撃のデビューシリーズが新装版で登場!
ケンカ上等の不良少年・柔沢ジュウは、突然見知らぬ少女に忠誠を誓われた。電波系の彼女・堕花雨の奇妙な言動にジュウは戸惑う。さらにクラスの人気者・如月美夜を加え、ジュウは振り回される一方。
ある時、連続通り魔殺人の現場に居合わせたジュウは、雨が怪しいと疑い始める。

内容説明

「わたしは、ジュウ様の下僕です」見知らぬ少女にいきなり忠誠を誓われた、不良少年の柔沢ジュウ。堕花雨と名乗る彼女の奇妙な言動に振り回されながらも、ジュウは徐蕨にその存在を受け入れていく。気がつけば、何かとちょっかいを出してくる同級生・紗月美夜と雨との３人で、不思議な関係が構築されていた。そんな中、ジュウは世間を騒がす連続通り魔殺人に巻き込まれる。雨が現れてから自分の周囲で起こった事件。ただの偶然なのか。ある疑念を抱いたジュウは、犯人を追うことにする。だが、その真相には、ジュウが思いもよらない人物が関わっていた…！？人間の心の歪みが起こす、驚愕のサスペンス！

著者等紹介

片山憲太郎［カタヤマケンタロウ］
東京生まれ。『電波的な彼女』でプロデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[よねはら]

加筆修正がある訳では無いのですが、懐かしさに思わず。主人公の周りに集まるクラスの人気者と真面目な委員長、そして不思議ちゃん…なんて書くとラブコメみたいですが、日常の端から現れる心の闇こそ当作品の醍醐味。「歪んでいてもルールはある」という雨の言葉は後の2冊にも関わるコンセプトであると思います。カメラやIT周りには少し時代を感じますね。

2020/08/12