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出版社内容情報
ブリューヌ王国に激震が走った。自らを王の落胤であると名のる青年が現れたのだ。彼の名はバシュラル。厳重な調査の末にバシュラルは認められ、正式に王子となった。
そして、大貴族であるガヌロン公爵が彼の後見役となった。
ガヌロンの支援を得たバシュラルは各地を転戦して武勲を重ね、諸侯の支持を得ていく。ごくわずかな期間で、彼は次代のブリューヌ王となるレグナス王子に対抗しうる存在となった。
冬の終わりのある日、バシュラルはついにある行動を起こす。だが、そこに計算外の要素が現れた。
黒騎士ロランの守るナヴァール城砦から火の手があがったという知らせを聞いて急ぎ駆けつけたティグルとミラたち、そしてレグナス王子の腹心のひとりリュディエーヌである。
リュディエーヌと出会ったティグルは、ブリューヌの歴史を大きく変えるであろう出来事に自ら関わっていく。
人気シリーズ、急展開の第6弾。
内容説明
『黒騎士』ロランと騎士団が守るナヴァール城砦は、恐るべき敵に包囲されていた。庶子ながら正式に王子として認められたバシュラルと、彼に従う諸侯の連合軍にである。バシュラルの背後には、北部の諸侯を権威と恐怖で統率するガヌロン公爵の影があった…。ナヴァール城砦から火の手があがったという話を聞いたティグルたちは、冬を過ごしたザクスタン王国を発って、ブリューヌへと急ぐ。ところが、たどりついた城砦にロランと騎士団の姿はなかった。バシュラルと出会い、また幼いころの悪友リュディエーヌと再会したティグルは、己の大切なものを守るために、ブリューヌの歴史を大きく変えるであろう出来事に自ら関わっていく。