ダッシュエックス文庫 英雄教室

新木 伸【著】

集英社（2015/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 312p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086310222
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

普通の学生目指してエリート学園に入学した元勇者ブレイドは、やることなすこと規格外の超・生物! ドラゴンを手なずけたり、3人のワケありヒロインと友達になったり、元勇者の破天荒ライフ、開幕!

内容説明

魔王と相打ちになって勇者の力を全て失った元・勇者の少年ブレイド。念願叶って普通の学生になれるはずが、入学させられた学園は、なんと勇者を養成するエリート学園だった！？そこに通う生徒たちはもちろん優秀。だが“本物”の勇者だったブレイドは心技体全てが英雄すぎる！？実技の授業で校舎は半壊！国王とは旧知の仲でタメ口上等！！学園の“女帝”である怖いお姉さんに睨まれても気づきやしない！！！ドラゴンの脱走でパニックとなっている学園でも、一人だけマイペースにカツカレーを食っている！？やることなすこと「超生物」な主人公の、無理・無茶・無謀・不自然極まりない「平静学園俺ライフ」！？いまここに開幕！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

魔王との戦いで勇者の力を失った少年ブレイドが、平凡な人生を目指して学生デビューするものの、勇者時代の名残の常人離れした絶技や強靭すぎる肉体が恐れられて全然友達が出来ない学園生活から始まる強くてニューゲームの勇者物語。軽く技を放てば校舎半壊、学園最強の騎士・女帝にライバル視されても全く気づかず、ドラゴンの脱走で学園中パニックになってもカレーをパクつくブレイドのマイペースさに笑いました。アーネストとの和解後には友達も出来て安心し、実力は認めつつもアイツには負けてたまるかと闘志剥き出しのアーネストが可愛らしい。

2019/08/27

[Yobata]

魔王と相討ちになり元勇者となったブレイドは、国王の思惑に沿って学園に通う事に。普通の人を目指すも規格外のちからを持っていて…。｢GJ部｣の新木伸さんの新レーベル新作。だからなのか章分けが過敏な感じw設定等は特段真新しさはないけれど、キャラの良さはさすが新木さんだねw赤ヒロインのアーネスト,青ヒロインのソフィ,黄ヒロインのクーの3本立て。アーネストは女帝バージョンの時とトモダチになってからは本当別人だったなw元勇者という立場での非常識を利用した鈍感さを発揮するブレイド。鈍感すぎるのは腹立つ時もあるけど→

2015/03/14

[チェシャ猫]

普通のラノベなら3巻くらい引っ張りそうな話をサクサクとすすめる所は好感。ちょうどドラゴンの所までマンガを読んでいたので、違和感なく読めたかな。5巻まで購入してるみたいなので続きを読もうかな。

2017/06/29

[まりも]

魔王を倒した勇者が、勇者養成学校に行って学園生活を満喫する学園青春物語。期待してたのとまったく違ったせいかあまり面白く感じなかったです。作者さんのほのぼの日常描写は好きですが、ファンタジー世界でもそれをやられると、何も印象に残りません。ほっこりはするけど、それ以上のものは何もないんですよね。せっかく魅力的なキャラが揃っているんだから、もう少しキャラが活き活きと動く躍動感のある展開にしてほしかったです。軽く読めるのは良いけど、それだけならGJ部のような4コマスタイルでいいんじゃないかと。

2015/12/31

[わたー]

★★★☆☆GJ部の新木伸さんの新作。著者の作品はGJ部とGEしか読んだことがなかったのだが、個人的にはそちらのシリーズの方が面白かったかな。内容としては、「普通」に憧れる元勇者の超生物な主人公が、英雄育成の学校に転入することで始まるファンタジーコメディ。軽く読めてしまうのはいいことだが、やはり、著者の別作品と比べると一枚落ちるような印象をうけた。

2015/01/29