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出版社内容情報
第11回SD小説新人賞最終選考を賑わしたちょっとHなギャグアクション!! 欲望にまっすぐな男子高校生の無剣鎖裏_むつるぎくさり_と、エロでナルシストな美少女の佐伯八雲_さえきやくも_の、“健全なる者"としての戦いが今始まる!!
内容説明
『創作物規制法案』など、様々な性規制法案が施行された日本で、ある夏の暑い日、無剣鎖裏は道端に落ちていたエロ本を拾った。だがそれは学園一の美少女こと佐伯八雲の仕組んだ罠だったのである!ハメられてしまった鎖裏は、八雲の頼みごとを渋々承諾することに。約束の場所へ向かうと、突如姿を露にした異形の存在と八雲が激しくどんぱちを繰り広げる様子を目の当たりにする。遂に、なぜだかやり遂げた顔で倒されてしまう八雲。もちろん鎖裏も一撃でのされてしまう。次に目を覚ました佐伯家で、八雲の妹・出雲に助けられたこと、八雲が古来より健全なエロを広めてきた一族の末裔であることを知る。そして、昨今の異常とまで言われるエロ規制の裏には、“奇性虫”が関わっていることを聞かされる。あまりの出来事に頭痛がしてしまいそうな鎖裏だったが、またしても八雲にハメられ、神刀“ハレルユニコーン”と契約させられてしまうのであった…。
著者等紹介
草薙アキ[クサナギアキ]
ライトノベル作家。1986年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hail2U
2
アヌヴィスの草薙アキさんの作品。こっちもアヌヴィスと同じく異能ラブコメモノだったけどアヌヴィスのほうがキャラが立っていたと思う。加えて言うと戦闘描写がなんてゆーか・・・その、大味のような気がする。ラブコメ一本で仕立て上げれば結構面白くいくんじゃないかな。得意そうだし。6/10点 ヒロインは妹を含めて新鮮でよかったと思う。下ネタでガンガン誘うヒロインは俺はアリだと思う。2013/04/26
nawade
2
★★☆☆☆ スーパーダッシュ文庫版「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」かと思いきや下ネタ系異能バトルものでした。既にHJ文庫からデビュー済の作者ですが「アヌヴィス!」と比べるとカオス度が低い。出雲の出番を増やし、もっとハチャメチャにした方が良かった気がする。ヒロインもエロかわではなく下品なだけにしか見えない。結果、エッチもコメディも中途半端なことに。設定やキャラクターの言動に説得力を持てなかったのも残念だ。2013/04/25
葛野桂馬@時津風@ハスター
1
色々と勿体なくて残念な話だった。何が残念って、『健全なエロのために戦う』というこの部分が活かしきれていない。なんというか「ギャグなんだから馬鹿馬鹿しい設定をノリで突っ走ろう」的な思考が見え隠れしている気がする。ヒロインがエロ、主人公がむっつりは別にかまわないが、この二人のエロに対する「真摯さ」と「情熱」が見えないのが一番の欠点ではないかと思う。同レーベルの『ベン・トー』を参考にすると分かりやすいと思うが、「馬鹿馬鹿しいことに情熱を持って、一心不乱に打ち込む作品」は面白くなりやすい。この点が次に期待かな。2013/05/15
ハロサイ
1
無剣はエロ本を拾う所を同じクラスの八雲に見られる。翌日、八雲に呼び出され、教頭から昆虫型の怪物を分離し戦うところを見せられる。猥褻物に対する規制が厳しいのは、寄性虫にとりつかれた人はエロを排除しようとするかららしく、彼女たちはエロを力の源とする武器でこれを退治する<健全なる者>で、無剣には素質があるから手伝ってくれと頼まれる。この地雷設定を面白おかしく書き上げるところは感心するが、八雲の性格付けがひどい。アヌヴィスのスフィーに該当するキャラがいればまだ良かったかなあ。[☆☆---]2013/05/15
ken
0
突っ込んだら負け・・・ですよね、この手の作品は。読んでいる内は結構面白かったです。うわっこれヒドイなーってな部分も笑えました。ブリーチのパロらしい所はブリーチを全く知らないのでさっぱりでしたけど。ちょっと詰め込みすぎ&ページ少なすぎな所が残念な所でしょうか。もう少し緻密な描写が有れば、もっと色々な部分で説得力が有ったんだろうなあ、と。何と言うか、書き逃げっぽい感じがしたんで。2014/09/10