集英社スーパーダッシュ文庫 出撃！！ノブシ・ストライカーズ―結成！女の子武士団

清水 文化【著】

集英社（2012/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 295p／高さ 15cm
• 商品コード 9784086307154
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

あたしは武士になるんだからっ!!
女だって武士になりたい、そう叫ぶのは国の姫さまである未悠だった。男だけではなく女だって武士になれるということを示すためにもノブシという人型の機械に乗ることで奮闘するのだが──。

内容説明

天正十年六月二日、本能寺の変は起きなかった。その結果、織田信長によって統一された日本は、幕藩体制ではなく藩や県という小国家の集まった連邦として鎖国せずに現代まで発展してきた。鯨崎未悠は国家連邦を形成する小藩春谷藩の姫さまであり、一人っ子のため将来は婿を取らなくてはならなかった。そうした政略結婚がイヤな未悠は、たとえ女でも家督が継げればしなくて済むと武士を目指すようになったが、男ではない未悠が武士を目指すには少々風当たりは強かった。「女だって武士になりたい！」と奮闘する未悠は、ひょんなことで開発中の機動兵器『ノブシ』に乗ることになる。そこから、姫さまは数々の騒動に巻き込まれて（起こして！？）しまい―。破天荒な姫さまの疾風怒濤コメディ開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゴローさん]

現代まで武士が存続してる現代ってなかなか面白い設定なのですがまさかのロボット物ｗしかし全体的にゆる～い雰囲気なのでさらっと読めます。登場人物は全員良いキャラしているのですが未悠以外それといった活躍が無かったのが少し残念。奈緒と常政がお気に入りなので次巻があればもっと出番を！

2013/05/31

[コオロ]

「信長が本能寺で死んでいなかったら」というif歴史の上に成り立つ物語。ホントはもっと別の企画だったらしいがボツになり、あえて実験作として出したとあとがきにあった。ところで帯にはドタバタコメディとあり、姫様がワガママで騒動を起こしてるから、女版バカ殿をやりたかったのかな……？

2023/04/06

[ken]

読んでビックリ、なんか想像の遥か斜め上を行く内容でした。まさかロボ物とは・・・。舞台設定とか結構しっかりしてるし、キャラも出てくる女の子は皆個性的で可愛いし、ゆるーく読む分には面白かったです。まあ、女子トークが満載な時点でかたーい内容じゃないんですけど。登場人物が多い割に話は終始姫様中心に進むので、只配置されただけっぽい人が多いのが残念んな所でしょうか。続き物前提で書かれていれば、もうちょっと良い物が出来たんじゃないかな～と、勿体ナイナイな感じです。

2013/11/28

[高山アクア]

あれ？ノブシのイラストはないの(゜ロ゜)！？

2013/03/21

[菊地]

合わなかった。主人公の言っていることが青い鳥を求めているだけに見えるし、軽率な行動で問題を起こすに至っては単なるわがままお嬢にしか見えない。凄く好意的に捉えれば「男尊女卑と戦う」主人公なんだろうけど、主人公を好きになれない時点でなんか萎える。裏で小賢しいことを企む祖父のやり口もフェアじゃないし、好感が持てないキャラが多いと途端にテンション落ちるわー。

2013/02/02